台湾3日目

3月4日(月)晴れ

 8時半に起床。9時に外へ出てホテルの周りをフラフラと歩く。この辺はあまり食べるところが多くないのだな。でもそんな中、牛肉麺などを扱う麺店を発見し入る。平麺できしめんぽいのだが、スープに合っているし、美味しい。ホテルへの帰り道にパン屋を見つける。これは美味しそうだ、と3つ程購入。部屋で食べるが、これまた美味しい。侮れない、台北地元食。鼎泰豐忠孝敦化店
 一息付けてから外出。今日は深夜まで帰ってこないので、荷物をしっかり確認して。
 地下鉄で市政府駅へ。今日は天気がいい。昨日がこういう天気だったら、と思わざるを得ない。でしばらく歩くと台北101がしっかり見えてきた。この天気なので写真を撮るのに最適。綺麗に全体がよく写るようにカメラを構える。晴れていると大きいビルがよりカッコ良く見える。
 駅へ戻り再び地下鉄に乗って2駅、忠孝敦化駅。本来なら本店で味わいたかったが、支店でも十分美味しいでしょと鼎泰豐へ。12時頃に到着したのでやはり混んでいた。ツアー客が多かった。私のような一人客はいない。20分待ちと言われて待機。その間にお店の横にあるグッズショップでストラップなどを購入。
 そうこうしている間に順番が。事前に注文をしているので席についてしばらくすると料理が。お馴染み小籠包、肉まん、空芯菜(今は旬ではないですが、よろしいですか?というアドバイスも受けた)をいただく。小振りの小籠包は当然美味しいが、肉まんもいい。やっぱり1人だと頼める量が少ないのであれこれ味わえないのは残念だよな、と思う。また来ないと。台湾新幹線
 台北地下街へ向かい写真を撮ってから台北駅へ。台湾新幹線のチケットを買いに行く。自動発券機で買いたかったが使い方がわからず、結局列に並んで有人窓口へ。少し遅めの新幹線のチケットを購入、お弁当屋を探す。台湾の駅弁といえば排骨飯。お茶も買って準備完了。改札を通ってホームへ、と行きたいのだが、まだホームに入れず。なのでしばらく待合室で待機。
 出発15分前にホームに入れたので階段を降りる。ホームに入線していた台湾新幹線をしばらく写真撮影。外見もだけど車内も日本を感じる。いいねぇ。見慣れた感が満載である。座席は6Aと窓側、いいじゃん。
 14時半に出発。板橋駅までは地下を走るので外が見られなかったが、地上に上がったら台湾の風景が。懐かしい感じがするのは何故だろう。その風景を見ながら排骨飯をいただく。海外旅行中なのに日本感覚。
 1時間50分ほどで目的地の台鉄台中駅に到着。もっと乗っていたかった。で改札を出て繋がっている在来線の新烏日駅へ。台鉄台中駅から台中駅まで在来線に乗らないと行けない。で新烏日駅に行くのだが、その建物の中には色んなショップが。鉄道グッズや猫グッズを取り扱う店が並んでいて・・・いち早く台中へ行くつもりだったのに、ここで足止め。でもいい時間だった。ここだけでも見る価値はある。台湾新幹線のキョロQや猫グッズを買ってしまう。台中インタコンチネンタル球場外観
 新烏日駅で切符を購入しホームへ。ホームに止まっている電車にビックリ。日本でも見かけそうな感じ。懐かしいすぎる。台湾の電車に何から何まで驚かされっぱなしである。
 台中駅に到着したのは16時5分。まず着いて驚いたのはローカル色が強いホームの作り。これまた懐かしい。ここは日本だよ、と言っても通じそう。そして改札を出て駅舎を見てビックリ2度目。こんな建物がまだ残っているのか。驚かされてばかりである。ここは時間をかけてゆっくりと楽しみにこないと行けない場所だ。台中だけでなく台湾の他の都市も行ってみないと。そう思わせる街である。
 駅の横にあるバスターミナルへ行き、台北行きのバスの確認をする。そして今度はこれから向かう台中インターコンチネンタル球場への行き方を再確認。観光案内所へ向かうと58番バスに乗るように、と書かれている。そうか、と58番バスのバス停を見つけるが、いくつもバスが来るのでどれに乗って良いのかわからず苦労。1本見逃してしまう。で5分後に次のバスが。乗り込む。
 バスで40分ほどかかる、というのだが、バスは飛ばす。台中の街並みをじっくりと見たいのに。で飛ばすバスは先に走っていた58番バスを抜いた。えっ、路線バスが路線バスを抜くってあるの?色々と驚かされる。台中インタコンチネンタル球場の中
 街中を走っていた感があったバスだが、急に閑散とした地区へ。あれっと思っていたら台中インターコンチネンタル球場だという。こんな場所にあるのか。
 バスは飛ばすから結局30分ほどで到着。本当に何もないところに作られている。道路を横断し、歩道を歩いてスタジアムへ。ボールパーク型のスタジアムと聞いていたが、確かにその通りだった。周りは公園になっていて、犬の散歩をしている人が多い。  探すはチケット売り場。見つかった。どの席を買おうか迷うが、1500台湾ドルの内野席へ。スタジアムの外観などを撮影した後、場内に入る。見ると・・・人がいない。そりゃまだ試合開始まで2時間もあるのだから。それに韓国対オーストラリアだし。1塁側の席を確保しスタジアム内を歩く。が見て回るほどの大きさではない。食べ物を扱うお店が少なく、グッズショップも仮設。のんびり見ていてもすぐ終わってしまう。食べ物に関していうと、スタジアムの周りに食堂もないので食料難民が出そうだ。
 グッズショップを見る。台湾代表のTシャツが売っている。これは、と思って陽岱鋼や王建民のを探すも売り切れていた。そりゃそうか。台湾代表はこの日までに2連勝と勢いに乗っているし、もちろん地元。人気選手はないのも当然だ。なのでナンバーの付いていないTシャツを購入。そして記念にとプログラムも。買ったプログラムはこの台中ラウンド限定のものだったので買って正解だった。打席に立つイ・デホ
 ブラ歩きをしたりコンタクトレンズを付けたりとしていたら両チームの練習が始まり、見入る。韓国代表はイ・スンヨプ、イ・デホ、キム・テギュンといったお馴染みの選手が仲良くファーストの守備についている。
 日が陰ってくるに従って寒くなってきた。一枚上着を羽織っていたが、南国を意識していたので薄着。完全に失敗だった。どんどん寒くなり、ブルブル震える。
 そうこうしているうちに時間は18時半近くに。そろそろ試合開始。メンバー表の交換や選手紹介をしている。観客は・・・そんなにいない。まばらでもない。3塁側に韓国の応援団がたくさん陣取っているが、それ以外は椅子が目立つ。
 試合は1回表韓国代表が先制した段階で終わっていた。どちらも初戦を落としており、ここで負けたら予選敗退が決定してしまう。そういう状況下で韓国代表の方が先制し、優位に試合を進められることに。また韓国代表の投手陣は盤石であったが、オーストラリア代表はやはり投手力が不足している。なので初回の先制が全てであった。
 韓国代表が危なげなく6ー0で勝利。
 試合中韓国代表の応援団の近くに行ったり、カクテル光線を浴びるスタジアムをいろんな角度で見たりする。韓国代表の応援団はKBOかツアー会社の手配した人たちなのか、あんまり・・・だった。で台湾の人たちは韓国代表よりオーストラリアを応援しているようだった。考えてみれば、明日は台湾対韓国。韓国代表が2連敗で予選敗退が決まっていれば明日の試合は楽になる。間違ってはいない。韓国チームの勝利
 試合が終わったのは22時10分。予想通りか。バス停に向かいながら再度写真を撮る。また来たいな、このスタジアム。だけど・・・。その「だけど・・・」がやはり的中。この夜遅い時間帯にはバスが来ないみたい。多分台湾代表の試合だったらシャトルバスが出ていたのだろうが、この日はない。駅まで歩いたらどれだけ時間がかかるかわかったものじゃないし、そもそも暗いし土地勘もないので無理。ただ幸いなのはこの通りの交通量が豊富なこと。タクシーが頻繁に通っているし、タクシーの運転手もバスがないとかをわかっているようでスタジアム周辺を走っている。そんなわけでタクシーを拾うことに。
 タクシーを止めて運転手が一言、「アニョハセヨ」と言われた時には驚いた。確かに今ここを歩いているであろうアジア人は韓国人という考えは間違っていない。ただ私は日本人なんだけど。
 運転手に台中駅に行くように頼む。台湾新幹線じゃない方、台中駅からバスで台北に帰る、などと話していたら台中駅ではないところで降ろされる。運転手が気を利かせたのか、会話中にバス乗り場に行くと言ったのかわからないが、台中駅より高速道路に近いバスターミナル。確かにここなら台中駅に行くよりタクシー料金が安く済むし、いいか。
 バスターミナルでチケットを購入、隣のコンビニに寄って飲み物を購入してから再びバスターミナルで座って待つ。10分ほどしたらバスが到着する時刻になるので外に出る。バスは定刻より少し遅れてやって来た。指定の席に座る。バスは快適。リクライニングシートはゆったり、各席にはパーソナルモニターが付いている。バスの乗り心地の良さ惚れる。ビールを飲みながら寝る。
 バスが台北市内に入った頃に目覚める。高速道路を降りると見える風景が面白く、ずっと見入ってしまう。
 想定通り1時間50分、台北駅バスターミナルに到着。お腹が空いているのでマックへ。ハンバーガーなどを注文、コンビニでビールを買ってから1時10分にホテルへ。なんとか辿り着いた。すぐに夜食を取る。そしてネットチェックをして3時に寝る。バスで寝てはいるが、お腹がいっぱいになったら眠くなってきた。シャワーを浴びるのは明日にしよう。

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