香港3日目

4月21日(日)晴れ

 10時よりF氏と足裏マッサージをしに行く。痛いのかどうか、期待と不安を持ちを店へ。 前日に予約をしていたのですぐに始まる。まず自分で足を洗い、足を台の上に乗せてマッサージ。左沙田競馬場足の裏、内側、外側、甲の順番で足を揉む。最初に足のツボに番号に書いてある紙をもらい、揉みながら悪いところを番号で教えてくれ、それが体のどこにあてはまるのか紙を見ながら確認する。私だけ言われる番号が多くなる。とにかく悪いところだらけらしい。ちょっと滅入る。終わってからお湯をもらう。これを飲むと毒素が抜けるので良いとか。
 朝行けなかったマクドナルドに行き、香港のはどうかと観察。変わったところがなかった。競馬新聞を見ながら食事。食べ終わったら、今回の最大の目的地へと動き出す。

 尖沙咀から地下鉄で九龍塘まで出て、九広鉄道で馬場行きに乗る。12時半頃、ついに馬場駅到着。目の前にはもう競馬場のスタンドが。改札を出沙田競馬場パドックるともう競馬場の入り口。左はじの入り口が会員・来客用で、パスポートを見せて50香港ドルでメンバー席に入れる券をもらう。建物の中を抜けるとそこには新緑が眩しい馬場が待っていた。福島競馬場を感じさせる周りの風景を見ながら、メンバー席エリアへ進む。このエリア、ゴール前がばっちし、しかも人が少ない。
 13時より1Rが始まるので早速馬券購入。今日最初のレースだからと堅く単勝2倍の馬から流してみる、がこの馬が4着に負けた。まさかこれがこの日の悪夢の始まりになるとは、この時は誰も知らなかった。このレースが終わった後、レーシングプログラムを買いに行く。
 2R終了後、競馬場探索へ出掛ける。パドックには装鞍所があり、右回りで馬が回る姿に感動し、スタンドへ行ってみて上から見る競馬場の綺麗さに、そして香港人の熱さにも嬉しささえ覚え、香港に来て良かったと改めて思う。
 5Rのパドックを見て馬券を買った後、再びF氏と合流。この日の1番人気負けの流ジューンキングプローンれを確認。この5レース、香港G1のチェアマンズスプリントではこれまた単勝2倍のファイアボルトにあのデットーリが乗るのである。負けるわけがない。が負けてしまうのだ、それも勝ったチャーミングシティから4馬身以上離されて。これはもう1番人気が負け続ける日だなと決め込む。6レースもまた1番人気が負け、7レースへ。
 このレースは5レースに続いての香港G1である、チャンピオンマイル。このレースにはこの後安田記念に出走したジューンキングプローンとレッドペッパーが出走。1番人気は前走勝っているレッドペッパー。1番人気の負けを決め込んでいるくせに、レッドペッパーから勝負。レースはレッドサンとメリディアンスターが直線抜け出し内からレッドペッパー外からジューンキングプローンが差してくる。先にレッドサンが沈みメリディアンが粘る中、一度はレッドペッパーが抜け出すも外のジューンが鋭く伸びて首差で優勝。ようやく1番人気が連に絡み、私の馬券も初めて的レースクイーンでしょうか?中。かなり堅い配当だったけど。
 8レースはクイーンエリザベス2世カップ。ついにやってきた。馬券が当たった余韻を残しつつ、パドックへ。パドック着いた時そこにいたのは馬ではなくて妖精のカッコをしたお姉さん。そのお姉さんに気を取られているうちにアグネスデジタルがパドック入り。その後ぽつぽつと入場。最後の2周は騎手が乗っての周回。日本馬2頭にグランデラを撮影し、本馬場へ。すぐの発走。早いなぁ。レースの内容は省略。ゴール前アグネスデジタルが先頭に立った時足がガクガク状態のところにエイシンプレストンガが飛び込んできて頭の中が真っ白。この2頭が1・2着でゴールをした時は、今度はこんな事があって良いのだろうかと興奮。まさか・・・。驚きと共にここでも香港に来て良かったと心で涙を流しながら馬を待つ。一応馬券が当たっているがそんなことはどうでも良い。この快挙を嬉しく思っていた。馬場で優勝馬服を着て運動しているエイシンエイシンプレストンプレストンと、後検量室前で国際インタビューを受けている福永祐一の写真を撮る。まだ夢の中にいるような気分でインタビューに耳を傾ける。
 そんな事をしている間にレースは9レース。この日一番堅い1番人気の登場。なのにこの馬まで3着に負けてしまう。戻ってくるときに香港っ子からブーイングが飛び出す。凄すぎ。そのブーイングに発憤したのか、最終レースではその1番人気に乗っていたホワイト騎手が勝った。ちなみにこのレースは1番人気は当然負けた。

 最終終了後は人の波に飲まれながら、馬場駅から九龍塘駅、そして太子駅と電車を乗り継ぎホテルへ。一服した後、夕食を食べに再び外へ。香港の町見学。そして夕食。散歩がてらに歩いた後、尖沙咀駅から地下鉄で太子駅へ戻りホテルへ。
 0時まであまり時間がない。0時から競馬ハイライト的番組があるのだ。それを気にしながらシャワーを浴びる。上がった頃にはまだ5レースが始まっていなかった。番組は1番人気が負け続ける結果があったせいか、広東語がわからないが表情は苦笑いだ。番組が終わり、早く寝ないとな、と寝ようとしていた時テレビから日本語が流れてくる。何だ何だ?うわっはっは!何でこんな時間に日本の番組をしているの?あまりの不意打ちに我々はしばし呆然、そして笑い。でこの番組を見てしまう。だめだよ、明日は朝の5時20分にはチェックアウトをしないといけないのに。結局2時半過ぎに就寝。

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