着替えてマックで朝飯。今日はカフェではなくマック。ホットケーキを注文したつもりだったのだが、来たのはマカロニ・卵・肉のスープ。何で？でもこれを食べるわけであるが。無料wifiの時間内でネットチェック。その後買ってきた新聞の競馬欄をしっかりと読む。日本馬の情報はあるかな？
10時に部屋に戻って身支度を整える。30分後に競馬場へ向けて出発。昨日と同じように東尖駅から。今日は馬場駅経由の電車を選んで。 11時過ぎに馬場駅到着。がここからが長かった。駅から目の前にある入口。が入場口まで人の列でなかなか進まない。想定外の時間ロス。ようやくゲートが。外国入り口の方に進み、パスポートを見せる。150香港ドルでメンバーエリアに入れるので嬉しい。
入場すると香港国際レースデー入場者プレゼントの帽子が。しっかり貰う。まずは今日のプログラムを購入しに歩き回る。その後コンコースにて国際レース記念グッズを見てからパドック側のグッズショップでGoodBaBaのヌイグルミがあったので購入。とりあえず欲しい物は手に入れた。メンバーエリアで一息を付ける。
ここから先は国際レースモードに頭を切り替える。
1レースからいきなり1班のレースで驚く。ただここは国際レースに出られなかったというよりまだ力の足りないオープン馬の感じか。友人に頼まれた馬券や自分自身の馬券を購入し、3レース終了前にパドックへ。ポジションを確保していざ本番。
4レースは香港ヴァース。日本からはGaguarMailが出走。前走のアルゼンチン共和国杯で好走した程度で何故ここに？の気持ちしかないのだが。が何故か人気になっている。
このレースは外国馬天国。外国馬が人気の中心になる。1番人気はフランス馬DoctorDino。そこにGaguarMailが2番人気で続き、イギリス馬のPurpleMoonが続く。本当にいいのか、GaguarMailで。
レースはDoctorDinoとPurpleMoonの2頭が抜け出す中、外からGaguarMailが突っ込んでくる。これはもしかしたら？と。いい脚で伸びてきたが馬体を合わせたところでゴール。わずかにDoctorDinoが粘り混んで勝利。GaguarMailは3着ながらもよく伸びてきた。まさかのためにワイド馬券を持っていたので大きく儲けさせてもらう。本当にGaguarMailの走りには驚いた。ちなみにDoctorDinoは去年も勝っているので同レース2連覇であった。
続く5レースは香港スプリント。日本からはLaurelGuerreiroとToshoCourageが出走。ただこのレースは香港馬やオーストラリア馬が強い上、この2頭が日本のスプリント界のトップかと言われると疑問。なので出走しても勝ち目はないと思っている。人気はオーストラリア馬ApacheCat、香港馬のSunnyPower、Enthused、GreenBirdieとある程度想定通りに並んでいる。
がレースはわからない。逃げる南アフリカ代表のMythicalFlightをEnthusedが襲いかかるが、馬群から香港馬のInspirationが抜け出す。それを追いかけて更に外からApacheCatとGreenBirdieが来るが、Inspirationが粘り切ってゴール。地元馬の優勝なのだが、人気薄の勝利だけに反応もイマイチ。単勝67倍はやっぱり難しい。GreenBirdieは2着、3着がApacheCat、4着Enthusedと人気どころはいるだけに、Inspirationがいなければ、という人も多かっただろう。日本馬のLaurelGuerreiroとToshoCourageは8着9着。ただ団子状態でゴールインしているだけに惜しいとも言えるが・・・でも完敗である。
1レースを挟んで7レースは香港マイル。日本からはSuperHornetが出走。まだG1の勝ちこそないが、ここなら勝てると期待している馬。ただ相手も強い。去年の香港マイル勝ち馬で、春のチャンピオンズマイルも勝っているGoodBaBa、チャンピオンズマイル2着だったArmada、ここ最近調子が上がっているEgyptianRaと香港馬も揃っている。去年のブリーダーズカップマイルを優勝、今年は2着のアメリカKipDeville、ヨーロッパのG1マイル戦線で活躍している3歳牝馬で日本で走っていたDivineLight産駒のフランス馬Natagoraも気になる。
レースはEgyptianRaがいつものように逃げる。それを直線半ばで交わし一気にゴールへ向かったのはGoodBaBa。横綱相撲での勝利であった。やはりこの舞台なら負けられない、か。2着にはEgyptianRaを目掛けて早め抜け出しを図ったAbleOneが残り、EgyptianRaは調子の良さがわかる3着に逃げ粘る。4着にフランスからのSpiritoDelVentoで、日本馬のSuperHornetは5着だった。中段よりやや後ろからの競馬で、前にいた馬が残ってしまう展開では難しい。ただ伸びが足りなかったも事実。もっといい成績を期待していたので残念。
8レースは国際レースのメインとなる香港カップ。ここには日本馬はいないが、やはり大事なレースである。ホスト国の香港にはVivaPatacaがいる。ただ国際レースではイマイチその強さを出せないことが多い。でも香港ファンの期待を一身に浴び、単勝も1倍台。絶対的な期待である。ただ外国馬も面白い。ブリーダーズかっぷターフで2着に入っているEagleMountain、ドイツG1ダリマイル大賞典を勝っているイギリス馬のLinngari、牝馬限定G1ながらも2勝しているアイルランドの3歳牝馬LushLashes、今年のQE2C2着のフランス馬Baliusなどメンバーも揃っている。包囲網は整っている。
レースはドイツ馬Estejoが逃げる。直線に入りアメリカ馬OutOfControlが先頭に立つがそこからEagleMountainが突き抜ける。するとそのままゴールへ。強い抜け出しでのゴールであった。その後ろをBaliusが、更に後ろにLinngariが。香港の期待VivaPatacaはその後ろで4着。後ろからの競馬であったが、完全にレースには参加していない形になってしまった。
ちなみに8レースのパドック中にカメラのバッテリーが切れた。最悪な事に予備のバッテリーがなく、手持ちの小さいデジカメでの撮影に。かなり落ち込むが。このレースが終わってからロイ君と合流。ロイ君と友人君たちと一緒に残り2レースを見る。
最終レースはもう日が暮れていて、ナイター競馬の雰囲気も味わえる。
全レースが終わると閉会セレモニー。ブラスバンドが馬場を歩き、大型ビジョンでは今週のハイライト映像が流れる。毎年この映像を見ているだけで涙が出てくるのは何故だろう？そしてクライマックスは花火。音楽に乗ってリズミカルに打ち上がる花火に感動をする。これも毎年のことなのだけど。
花火が終わると「See You Next Year」の文字が。また来年、この場所に来られますように。 ロイ君たちとはここでお別れ。彼らは火炭駅へ、私は馬場駅へ。馬場駅から東線で東尖駅へ。地下道を通ってゲストハウスに戻る。重かった荷物を降ろして、最小限な状態にしてから部屋と同じフロアにあるインド料理屋「タージマハル」へ。ここはお馴染みのお店。ここに来ないと香港に来た気がしない。チキンマドラス、ライスとマサラティーといつものメニュー。チキンマドラスはココナツミルクが入った辛さ控えめ。この加減がいい。外せない料理である。
食べ終わってから今日最後の作業、そして香港に来たら必ず行く場所である信和中心へ。なんだかんだ言ってここで漫画やゲーム、フィギュアを見てこないと気が済まない。WWEのザ・ロック、モーニング娘。のDVD（どういうものかは差し控える）を購入。家に買ったら見よう。あと涼宮ハルヒのフィギュアも発見し購入。日本のガチャポンで手に入る物なのだが・・・。
グラウンドフロアにGーSHOCKを売っている店があるのだが、何故かそこで足が止まる。アナログの針が付いている、ソーラーのGーSHOCKが欲しかったがちょっとお高め。がソーラーじゃなかったら安いみたい。新品だしカッコイイな、と購入してしまう。
尖沙咀に戻り、スーパーで自分のお土産用のお茶のティーパックをいくつか買い込んでから23時半に部屋に戻る。シャワーを浴びてビールを飲んでいると広東語の競馬番組が始まった。やっぱり広東語だな、とこっちを見る。8レースのところでVivaPatacaに騎乗していたビードマンが言い訳をしているのを見て心の中でブーイングをする。がよく考えると香港スプリント優勝、香港マイル2着と人気薄で大活躍しているのに、メインで失敗をしてしまった。騎手に文句を言っていいのか、と自分を突っ込む。
番組が終わって1時半に寝る。
