香港3日目

12月11日(日)晴れ

 8時40分起床。いろいろと準備を整えてからマックカフェへ。いつも通りチョコレートケーキとラテで朝食。店に入る前に買った新聞を競馬記事を全部を軽く眺めてから、必要な競馬のところだけしっかり確認、目を通す。HMVに寄って友人にプレゼント用のカレンダーを購入してから部屋へ。競馬場に行くための道具を再確認する。国際レースに騎乗するジョッキー
 10時半に出掛ける。九龍塘駅で東鐵にのりかえて11時半に競馬場着。失敗だったのは馬場駅を経由する電車を待ち過ぎたこと。火炭駅から歩くのを選択していれば。
 出足が良かったのか、プログラムがもう完売していた。ただそれに近い雑誌が売られていたのでそれを購入。そしてコンコースへ戻って香港国際レースのグッズを購入。列は長かったが、意外と早く進んだ。が普通のグッズショップで買い物をしようと思うも、前の客が全く後ろのことを考えない買い物をしていてイラつく。そして待たされる。ここで20分待ちという予想外の展開に。1レースを完全に見逃すことになる。
 友人から頼まれた馬券を購入したり、自分自身の馬券予想と購入してから3レース出走前にパドックへ。いつものように最前列で待機。
 4レースは香港ヴァース。日本からはTrailblazerが出走。しかもレーティングがトップなので期待もしてしまう。ただ毎年ここはフランス馬が強かったりする。どうだろう?と。香港ヴァース優勝Dunaden
 パドックでは関係者が日本から持ってきたであろうTrailblazerの応援横断幕を持っていたりして、チーム日本をアピールしている。日本人として応援をしようとますます思う。
 がレースは後方からの競馬になったTrailblazerは最後まで伸びきれず6着。勝ったのは先行したフランス代表のDuaden。オーストラリア遠征でメルボルンカップを勝ってからの参戦。一番人気でG12連勝中のデットーリ鞍上ドバイ代表のCampanolgistは5着。が一番の驚きは香港代表のThumbsUpが2着に残ったことである。香港ヴァースは外国調教馬天国で香港馬の出番はなかった。しかしThumbsUpの好走はサプライズ以上の結果。しかもこの馬の父は日本で活躍したShinkoKing。馬券は外したが、嬉しくもあった。
 パドックに戻って香港スプリントに頭を切り替える。今年も楽しみにしていたレース。シンガポールからのRocketManもいるし、香港にはSacredKingdom、新興勢力のLuckyNine、Entrapment、LittleBridgeも面白い。日本からはPasDeTroisとCurrenChanが参戦。ただ日本馬はここでの活躍は期待出来ないので小さく応援する。
 日本のスプリンターズSは4着だったものの、地元のレースを勝ってから参戦だったRocketManを軸に狙っていたのだが、まさかの12着、そしてSacredKingdomも10着とビッグネームが大敗。そして新世代のLuckyNineが中団から伸びきてきてEntrapmentを交わしてゴール。香港馬が1〜4着までを独占する。香港スプリント優勝LuckyNine
 ただ嬉しかったのは日本のCurrenChanが5着に入ったこと。日本からの参戦馬は軒並み後方でのゴールばかりだったので先行して粘ったのとこの着順に明るい未来が感じられた。それと同時に香港のスプリント界の地盤沈下も感じた。ちなみにもう1頭の日本馬PasDeTroisは最下位だった。
 6レースを挟んで7レースは香港マイル。日本からはApapaneが参戦も、ちょっと厳しいかなという状況。というのもここは香港馬のレベルが高いところ。香港の競馬ファンの期待を一身に浴びるのはチャンピオンズマイル優勝馬のXTension。ここでの優勝も期待された。がまさかの3着。中団から伸びきれない。勝ったのは古豪AbleOne。昨年は発走前にレースを回避していただけに嬉しい勝利。私もあの時も買っていたので余計に嬉しい。そして馬券も嬉しいことに。
 怖いな、と思ったのは去年の優勝馬BeautyFlashが6着、しかも人気もあまりなかった。あの勢いはどこに行ったの?と思ってしまうくらい。日本からのApapaneは13着と大惨敗だった。
 香港国際レースのメインとなる香港カップ。レーティング上はフランス代表のCirrusDesAiglesがトップであるが、ここは港馬が主役になると睨んでいた。AmibitiousDragonかCaliforniaMemory。この2頭は今とこれからの香港を引っ張る存在。どちらかが勝つのはわかっていた。香港の競馬ファン的はAmbitiousDragonに人気が集まっている。どっちか?私はこの距離ならCaliforniaMemoryと睨んでいた。それと去年の香港カップ2着Irianとの馬券で勝負。香港マイル優勝AbleOne
 レースは同じようなポジションを取っていたAmbitiousDragonとCaliforniaMemoryだったが、インコースからCaliforniaMemoryが伸びて優勝。外からIrianが伸びて2着。AmbitiousDragonは伸びきれず4着とちょっとした波乱に。
 鞍上のチャドウィックはまだ若手ながらも乗れる騎手と認識していたが、ここで大仕事をするとは。そんな瞬間を見られたのも嬉しい限り。
 香港カップの表彰式が終わると残り2レース。ノンビリとレースを見る。
 最終レースのパドックが始まってから空の動きが激しくなり、レース発走時には真っ暗。ナイター競馬のような雰囲気になる。ただ例年と違うのは今年は風が強く肌寒い。
 全レースが終われば閉会セレモニー。今年はブラスバンドの演奏がなく、香港国際レースウィークの振り返りから今日のレースのダイジェスト映像が流れたらすぐに花火が。物足りなさを感じたまま終了。でもあの映像の内容はわかっていてもワクワクしてしまうし、花火は華やかさを感じ、そして花火が終わると寂しくなる。今年も終わったのだな、と。でもまた来年この場所に、という気持ちが強くなるのも例年通り。香港カップ優勝CaliforniaMemory
 火炭駅まで人の流れに乗って歩き、旺角東駅で下車。駅の中にある泰昌餅店でエッグタルトを購入。ここから歩いて旺角駅へ。途中毎年見る焼き栗と焼き芋の屋台。いつか買いたいと思いながら、今年も買えずに。旺角から尖沙咀へ。部屋に戻って荷物を降ろす。土産物の買い忘れを思い出し、ハーバーシティでチョコレートを、スーパーWellcomeでTパックのお茶を数点買ってくる。チョコレートは大好評で、また香港に来たら買わないと。
 買った物を持ったまま重慶マンションへ、部屋に戻らずインド料理屋タージマハルで晩御飯。競馬場では何も食べっていないのでお腹が空いている。ということでチキンマドラスと白飯の他にフライドバスケットも注文。フライは美味しかった。特に芋が。チキンマドラスはいつも通り。ただ今日は料理が来るのが遅かったかな、という感があり。
 部屋に戻って一息。そしてフロントへ。明日の早朝にここを出るので早いがチェックアウトの手続き。デポジットのお金を受け取る。シャワーを浴びてからエッグタルトを食べながらネットを見る。そして荷物整理。今年はある程度問題がない。どうやって持とうかで悩まないで良かった。
 テレビで競馬番組を見る。今年の国際レースも良かったな、と改めて感じる。
 グッスリと寝るのは怖いので仮眠程度で寝ることにする。

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