ゲストハウスに戻り、荷物を整えて9時50分に出発。地下鉄で九龍塘駅まで、コンコースを歩いて東鐡で火炭駅へ。ここからは歩いて沙田競馬場。10時40分到着。馬場駅直行電車より早く競馬場に着けた。ツーリストパスで競馬場に入る。
まずはコンコースで香港国際レースの記念グッズであるジップアップパーカーなどを購入。常設のグッズショップへ。去年来た時よりショップ自体が変わっていてビックリ。中に入れるようになっているし、グッズも一新されている。そしてIndigenous、FairyKingPrawn、SilentWitness、VengeanceOfRain、VivaPatacaのグッズ、AmbitiousDragon、CaliforniaMemory、XTentionのぬいぐるみもあって気分が高揚しすぎる。あれこれあり過ぎて困る。いくつか買う。レース前にグッズ貧乏確定。
いつもレースに集中してしまいお昼ごはんを食べ損ねることが多い。なので時間のある今のうちに食事をしよう。ということでフードコートへ。いつも迷う。今回は海南チキンとご飯のセットに。美味しい。なかなか海南チキンは食べられないので嬉しい限り。早い昼食も終了した時には1レースが終わる。
よし、それでは国際レースモードに入るか。まずは友人から頼まれていたのと私の香港ヴァースと香港スプリントの馬券を購入。そして3レースのパドック終了後にパドック最前列へ。写真の準備もOK。
4レースは香港ヴァース。外国馬天国のレース。日本からはJaguarMailが登場。香港ヴァースでは好走をするJaguarMailに期待したいも高齢になってしまったのもあり頑張ってね程度にしか見ていなかった。それに昨年の勝ち馬Duaden、3着馬RedCadeaux、そして今年のイギリスオークスを勝っているDancingRainがいる。流石に・・・。ところがJaguarMailが直線に入って先頭争いしている。力が入る。が伸びそうで伸びないのがJaguarMail。RedCadeauxを交わせず2着でゴール。あぁという落胆とやっぱりという苦笑いな感じになってしまった。
何枚か写真を撮った後、パドックへ戻る。5レースは待っていた香港スプリント。日本代表LoadKanaloaとCurrenChanの好走以上の結果、もちろん勝利を願う。CurrenChanは少し調子を落としていると言われていたが、でも良いかも。そしてそれ以上に良いのがLoadKanaloa。今年の香港スプリント勢は以前に比べると力が劣る。また日本以外の遠征馬に強い馬はいない。勝つなら今年だ、という考えがあった。だから勝ってくれ。必死に願う。
レースは当然馬場のゴール先で見る。LoadKanaloaのポジションはいい。直線に入って力強い走りをするLoadKanaloa、残り200mで勝利を確信。そして先頭でゴール。ゴールを駆け抜けた瞬間、テンションがマックスに。今まで散々苦渋を味わった日本勢、高かった香港・オーストラリアの壁。それらを見てきているから、余計に嬉しい結果。また久々の日本馬の優勝も重なって馬場での表彰式は涙なしでは見られない光景だった。
6レースを前に友人から頼まれていた馬券と私の馬券を購入しパドックへ戻る。この時SIMカードの使用期限が切れていた。昨日チャージをしたのに・・・何故？帰りにキャリアショップに寄ろう。
7レースは香港マイル。日本からはSadamuPatekとGrandPrixBossが。マイルチャンピオンシップ1・2着馬なので期待は当然してしまう。が香港のこのクラスは層が厚い。また香港カップではなくこちらに回ってきて必勝体制のAmbitiousDragonもいる。香港対日本の図式が出来上がっている。負けられない。がやはりレースはAmbitiousDragonの圧勝劇。2着にはチャピオンズマイル2着のGloriousDays、3着にそのレースでの優勝馬Xtensionが。日本のSadamuPatekは7着、GrandPrixBossは最下位と残念な結果に。やはり香港馬が強かったか。にしてもGloriousDaysが2着に入ったのは・・・買っていなかった・・・。
そして8レースはメインの香港カップ。ここには日本馬はいないので公平な目で見られる。ここは香港馬対フランス代表のCirrusDesAiglesと睨んでいた。がCirrusDesAiglesと香港馬で昨シーズンのクラシック路線を賑わせたSweetOrengeがレース当日に回避発表。予想が大きく変わってしまい混乱。ただそうなると昨年の香港カップ優勝馬で現役最強のCaliforniaMemoryがどう勝つかに見方が変わる。
レースは予想通りCaliforniaMemoryの圧勝。やっぱり強かった。が想定外だったのが2着争い。フランス代表の4歳牝馬Glofraが、3着にはオースオラリア代表Apcopopが。前者は牝馬限定レースでの成績が良いがこの大舞台ではと疑問符で、後者はここ最近好走しているが、8歳の高齢がネックで消していた。それよりかは香港のトップクラスで去年来た時より2着のIrianや昨シーズンの3冠レースの1つクラシックカップを勝っているZaidanの方が上と思っていたのだが。要するに馬券が当たらずヘコむ。
今年は珍しく香港カップを的中に至らずで傷心状態になる。でもLoadKanaloaの優勝を見られたから良かったとしよう。
9レースは1班のレース。で出走表を見ていて驚いたのは香港マイルの勝ち馬でもあるBeautyFlash、昨シーズンの香港ダービーのFayFayがここにいる。近走の結果が伴っていないといっても、ここに出走するのかである。でこのクラスのレースは毎年行われていて、個人的にはここを出走してクラシック路線に向かう馬を探す、というのがある。実際前述したBeautyFlashも4歳時にこのレースを楽勝し、翌年のクラシックマイルを勝っている。そういった原石を見つけたいのであるが、今年はそれに該当する馬がおらず残念。で結果は一番人気だったRealSpecialistの勝利だった。
最終レース前に再度グッズショップへ。荷物になるから、とさっき買わずにいたSilentWitnessのデイパックなどを購入。お金の都合上買えなかったのもあったので、早い段階でまたここに来ないと、と思う。あぁもっといっぱい買いたい。
最終レースが終わり閉幕セレモニー。以前より短くなってしまっているが、それでもこの1週間の映像のダイジェストが大型ビジョンに流れると寂しい気分になる。でも今日のレース映像でLoadKanaloaが勝った瞬間の映像にはグッと感動がこみ上げる。そして最後は花火。映像に乗って花火が打ち上がるのを見ると心が洗われる。
大型ビジョンの画面に来年会いましょうのメッセージが出たら終了。また来年、ここで会いましょう。ありがとう。
18時半に外へ。馬場駅は混んでいるし、電車も本数が少ないので行き同様火炭駅まで歩き、旺角東駅まで。泰昌餅店でエッグタルトを買ってから地下鉄の旺角駅へ。その途中、3HKのショップを見つけたので駆け込む。競馬途中でタイムアウトになってしまったSIMカードのチャージをお願いする。簡単に完了。どうして出来なかったのだろうか。まだまだこの手の修行が足りない。
ゲストハウスに戻り、簡単にネットをチェックしてから再び外へ。ミラマーやTheOneといったショッピングモールを見て回る。そして尖沙咀の街中を散歩。スーパーで買い物をしてから重慶マンションに戻る。いつもなら3階のタージマハルでカレーを食べるが、今回は違う場所でと1階の印度レストランへ。香港式カレーって何？と思いながらチキンマドラスと白飯、ビールをいただく。ここのカレーも美味しい。閉店時間間近だったのでノンビリは出来なかったけど、次はゆっくりと味わいたいな。ここもいいかも。
22時半に部屋へ。ネットを見たりシャワーを浴びてから競馬番組を見る。やっぱりLoadKanaloaの勝ったところは感動だ。そしてJaguarMailの伸びそうで伸びない伝統芸には苦笑いをしてしまう。
1時に寝る。
