香港1日目

4月4日(日)曇り一時晴れ

 無職になって6日目。今後お金が入ってくる予定なんかないのに海外旅行に行きたくになった。行きたいのは台湾。だが諸般の事情で断念。そこで浮上したのが香港。香港のサッカーをまた見たい気持ちで一杯に。で安いツアーを選びにHISへ足を運んだのだったが・・・。この段階では旅行は予定段階。旅行の相談をしに行ったはずがいつの間にか旅行は確定事項に。
 というわけで香港に行く事になった。香港国際空港内で飛行機が!

 昨日は2時に布団に入ったが興奮で眠れず、寝不足のまま朝5時起床。頭の回らないまま、ゆっくりと出かける準備に取りかかる。6時11分に大井町駅を出て日暮里駅へ向かうが、確実に座って行きたいので急遽、京成上野駅から成田空港へ向かう事に。ホームに入線していた特急成田空港行きに乗り、座ると眠気がやってきた。しばらく寝よう、と目をつぶる。気がついたら成田駅。あと一駅で空港。時間は流れるのが早いものだ。
 成田空港第2ターミナル駅に到着し、出発ロビーのカウンターで航空券をもらう。飛行機のチェックインの列が長く、出国手続きが終わるまで時間がかかったので出発ロビーのB71に着いたのが搭乗時間の15分前。搭乗口にあるテレビを見ていたらすぐに搭乗開始になった。
 滑走路が混んでいるのと強い向かい風のため、10時出発の全日空909便は結局30分ほど出発が遅れた。ちょっとむかつパンダホテルの壁にはパンダがいる。くが、怒っても始まらない。スポーツ新聞を読みながらボケッとする。ようやく飛ぶと待っていました、機内食! メインはアンかけ若鶏の唐揚げごはん。味はまぁまぁ。日本人向けの食事である。食べ終わると、またも睡魔が襲ってくる。もちろん簡単に降伏。目覚めると台湾上空。あとわずかで香港だ。
 飛行機は1時間遅れの現地時間14時10分に到着。お金を引き出してから添乗員氏と合流。送迎バスに乗りホテルへ。バスの中で添乗員氏のオプションツアーの話に耳が反応。香港夜景クルージングはいいな。しかし男1人で参加してもねぇ。こういうのは女の子と一緒に来て見るものでしょう。今後のお楽しみとしておこう(いつだよ! の突っ込みはしないように)。
 バスは30分ほどでパンダホテル着。香港でも最大級の部屋数を誇り、ジムやプールもある施設の充実した立派なホテル。HISではDランクホテルだが、駅から遠いのと新界地区に湾あるだけで、ホテルのレベル自体は中の上クラスである。賽馬會徳華公園
 チェックインをし、部屋へと急ぐ。時間は15時20分。さてどうするか、と考える。夜に食事をしに旺角まで行くことにし、それまではのんびりしよう。まずホテルのまわりをお散歩。ホテル前にあるショッピングセンターを歩き回る。その中のおもちゃ屋に目が止まる。売られているのが日本製のフィギュア。駅弁や水戸黄門を香港人は理解できるのだろうか? 謎である。外に出てさらにフラフラ歩いているとパン屋を発見。陳列棚にあるエッグタルトを3つ買う。1個1ドルとはお安い。マクドナルドもあるし、場外馬券売場もある。もちろん食事処もいっぱいあり、コンビニもある。ホテルの半径50m圏内だけでも十分用が足りるほどだ。
 ホテルに戻って尖沙咀行きのシャトルバスの予約をし、部屋でテレビを見ながらおやつ時間を満喫。まだ出発まで時間があるのでまたお散歩。今度は駅までの経路確認のために地下鉄・公園の中はオアシス湾駅方面に向かう。ホテルからは歩道橋が繋がっているので道は1本。だけど途中ビルの中を抜けなくてはならない。ビルには店が入っている。なので人混みをかき分けて歩かなくてはならない。距離はないのに時間がかかる。ガイドブックには駅まで10分や15分とまちまちに書いてあったが、その理由がわかった。
 駅到着後は歩道橋とビルを通り、ある目的地へ。そこは白く高い外壁、鯉や亀が泳ぐ池、南国の植物も生い茂る緑、いかにも中華チックな建物もある公園。名前を賽馬会徳華公園。香港ジョッキーズクラブの公園である。競馬を感じさせるものは何一つ置いていないが。屋根のある所では中国版の将棋のようなのをしている人たちで一杯。ビルとビルとに囲まれているが、緑が外観をシャットアウトしている。まさに街のオアシス。ここにいるだけで落ち着いた気分になる。
 公園前にあるショッピングセンターでまたもウィンドーショッピング。目指すはおもちゃ売場。日本のおもちゃが売られている、それも日本語表記の物が。まぁそれだけなら良くある光景だし、突っ込みを入れながら笑いながら楽しめる。だがさすがにこれを見た時は絶句。どこに需要があるのだろうか、阪神タイガース
グッズは。ありなのか、これは? 香港人への謎が更に高まるのを実感し、ホテルへ戻る香港でもタイガースはブームなの?
 シャトルバスにて尖沙咀まで行き、地下鉄で油麻地駅へ。この辺は勝手知ったる場所。いつもの料理屋で酸辣麺と小籠包を注文。その後デザートを食べに牛乳プリン屋へ。どちらも普通に美味。お腹一杯で満足気分。
 これでホテルへ戻るのも何だし、と足を運んだのはおなじみ信和中心。中を歩いているだけでも時間が潰せるし、勉強にもなる。ところが途中で急にトイレに行きたくなった。このビルにはトイレがなさそう。やばい、かなりやばい。香港でまともなトイレと遭遇できる可能性は限りなく低い。そうだ、ここなら大丈夫だ! とマクドナルドを目指して歩く。が見つからない。亜皆老街に出て、ようやくMの看板を見つけた。駆け足でジュースを注文し、ジュースをテーブルの上に置いて、一目散にトイレへ。ようやく平和が訪れた。リラックス気分でジュースを飲む。でも考えてみたら、香港マックのメニューをマジマジと見ていなかった。不覚…。
 時間も9時を越えたしお金もないことだし、ホテルへ戻る。地下鉄の終点までの20分余り、座って過ごす。途中地下から外へ出るこの湾線、東京でたとえるなら東西線みたい。湾駅に到着、ホテルへ向う最中に「和民」の文字が。看板の先には和民の香港店があった。和民自体が香港にあるのは知っていたが、こんな街にもあるか、と感心。ちなみに1品の平均単価が約29香港ドル。日本円にすると450円近く。
 ホテルへ戻る前にコンビニでカップ麺と水を購入。ポットで涌かして夜食。0時前には就寝。何せ明日は朝早くからのお出掛けだから。

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