食べ終わりハッピーバレー行きのトラムに乗り、香港競馬博物館へ向かう。グッズを見たいし、変わった所があるかを確認もしたい。
エレベータで２階に上がり博物館到着。グッズを見渡す。サイレントウィットネスグッズが売られていない。昨日競馬場でぬいぐるみを買えたのは良かったのかも。グッズを一通り眺め、中に入る。期間限定の展示である香港競馬のバッチ・パス展が行われていた。一般の観光客から馬主やトレーナーが付ける物パスなど今昔のパス・バッチが数多く並べられていた。関係者用のは立派なパスで、こんなのを付けて競馬場を歩いてみたい、と思ってみたり。その他の通常展示の物は変わっていなかった。いつも通り体重を計ったりもして、30分ほど滞在。
さぁ次は山越えだ。バス番号65番の２階建てバスに乗って行くぞ・・・と意気込むがバスが来ない。そのかわり同じ方面に行くミニバスは頻繁に来る。こっちに乗った方が早いか、と次に来たミニバスに乗る（ミニバスとは、定員制のマイクロバスで、大型バスが行かない場所にも行く、使い勝手の良い便利なバス）。
香港仔トンネルを通って約20分ほどで目的地である浅水湾に到着したので降りる。昔「慕情」という映画で使われた事がある場所（私は見た事がない）。ここにはまずビーチがある。平日でシーズンも終わりかけているので人の数はまばら。でも泳いでいる若者たちを見ていると、海パン持って来れば良かったな、と思ったりも。ビーチの端には海を守る天后廟があり、綺麗に彩られた仏像がいる。他にも歩くと寿命が延びると言われる長寿橋や触ると縁ある人と巡り会えると言い伝えられている婚姻石など見所も十分。ちなみに私はこの婚姻石、じっくりと触ってきました。そして浅水湾で有名なのがザ・レパルスベイ。建物の中に風水の龍が通れるように穴が開いている珍しい洋館。GF・１F部分には高級なレストランなどが入っており、ここで優雅に食事なんていうのもありなのだろ。
ビーチで座りながら海を眺めたり、天后廟で拝んでみたりしていたらあっという間に１時間が流れていた。なんかいいな。ただ海を見ているだけでも楽しいし。いい場所を見つけたような気がした。
名残惜しいが次へ急ぐ。またミニバスに乗って香港島南端部に近い赤柱へ。ここは監獄がある場所なのだが、欧米人が愛する街としても有名である。海があって自然があるこの地に欧米人が住み始めて、街が活気ついて来たらしい。
着いてみるとなんて事のない小さい街だった。まずマーケットへ向かう。ここは欧米人の好む物が多く売られているらしい。そのリサーチも兼ねて歩いてみる。アーケードになっているマーケットの中心部の赤柱大街には色々な物がある。でも中心は服飾関係か。欧米人好みの服がある女人街のような雰囲気。マーケットの端まで歩いてみて面白そうなラグビーシャツがあって以外に安い値段だったので家族用にお土産。そして戻り道でカンフー服があるのを発見。気になるから見ていたら店の人が来た。試着してみろ、と。結構良いかも。普段着ジャケットにもなりそうだね。でいくらだろう・・・高いですと断ると違う安いのを出してきた。いくらですか・・・350香港ドル。下げてくれるかな、と値段交渉。すると言い値250香港ドルで買えた。ネタ的も面白いし、普通に着られるし良い買い物をしたかな。
マーケットで買い物後、周辺を歩き回る。話通り欧米の人たちが多い。カフェで欧米人のようにまったり、としたかったが勇気が沸かなかった。ここにもビーチがあるのでそちらへも行ってみる。香港人の数もまばらで欧米系の人たちが多かった。やっぱり欧米人の街だとこういう所かも伺える。
14時半頃中環行きの２階建てバスに乗って赤柱を出発。バスは海沿いの道を通り、回りくねった道を通っていて、いつトンネルを通過すのだろうかと思っていると右側の窓にはハッピーバレー競馬場が。このバスは香港仔トンネルを使わず峠越えをするものだったらしい。中環に入り下車。
歩く事５分くらいで目の前に歩道橋が見えた。ここがヒルサイドエスカレータのスタート地点。階段を上り歩道橋へ。ここは20基の動く階段と３基の動く歩道からなるエスカレータ群である。以前も来た事があるのだが、また見たかったので訪れた。エスカレータに乗って一番上まで行こうと思ったが、特に面白い物がないので途中で止める。
ハリウッドロードまで戻り、西へ向かって歩き文武廟前を通り、ガラクタ市として知られるキャットストリートを眺める。ここを起点に坂を下り上環方面へ。上環のウエスタンマーケットにある80M巴士専門店で出前一丁パッケージのトラムチョロQがあったので購入。こういうの欲しかったので嬉しくなった。
本物のトラムに乗り銅鑼湾方面へ。16時45分近くに部屋に到着。買ってきた荷物を整理する。そういえば今日昼御飯食べていなかった。しかももう夕御飯に近い時間。でも本格的なご飯にはまだ早いし、そこまでおなかは空いていない。じゃあおやつでも、とゲストハウスの近くにある牛乳プリンの義順牛(女及)公司で、牛乳プリンとパパイヤミルクを注文。牛乳プリンは相変わらず美味しい。これを食べている時間は幸せな時間だ。この店は確実におすすめしたい店。
食べ終わった後、銅鑼湾の交差点にあるそごう（崇光）でウィンドウショッピング。中に行くと高級なのを感じる。私には似合わない場所かも。おもちゃ売場があるそうなので向かってみる。おもちゃは日本でも売られているのが多い。ガンプラがあったり日本語満載のおもちゃがあったり。日本でもよく見られるデパートのおもちゃ売場だった。多少期待はずれだった。
部屋へ戻り、泊まっているゲストハウスにあるインターネットルームで今日の日本のニュースを確認後、19時に再び外出。海をくぐり、旺角のサッカー用品専門店でユニフォームを見て、いつも行く油麻地にあるレストランで酸辨湯麺を注文。その後男人街へ。昨日の夕方はまだまばらだったけど、21時くらいだとしっかりと店が開いている。売っている物を眺めてみる。
佐敦で地下鉄に乗って金鐘で下車、トラムに乗り換えハッピーバレーへ。旅の終わりは足裏マッサージと目的の店へ向かう。23時頃トラムはハッピーバレーに到着。店に向かうが、４月に来た時と店名が変わっていた。でも店構えと看板の下手くそな日本語は変わっていない。店内で50分の足裏マッサージを頼んでソファーに座る。桶の中で足を薬浴してからのマッサージは同じだった。少しホッとする。テレビでは日本ドラマの「大奥」が流れている。テレビの中の松下由樹が広東語をしゃべっている（もちろん吹き替え）。画面の下には中国語のテロップ。日本のドラマのはずなのに違和感を感じる。でも見入ってしまう。
テレビを見ながら50分のマッサージはあっという間に終わた。もらったチラシには店名変更の他、サービスも一部変更されていて、体のマッサージも追加されていた。今度は足裏と体のマッサージもやってみるかな。
トラムを乗り継ぎ、スーパーでお茶のティーパックを４箱購入し部屋へ。もう時間が０時を回っている。明日は帰国の日だから荷物整理をしないと。
明日は朝早い。目覚ましを２つ用意して寝坊しないよう予防をしてから寝る。
