香港7日目

12月11日(月)晴れ

 5時半に起床。顔を洗って荷物の最終積み込みをして6時にチェックアウト。荷物が多いのでタクシーで香港駅へ。シティインカウンターで飛行機のチェックイン。荷物が多いのでキャリーケースは預けろ、と言われる。多分言われる香港国際空港内にあったクリスマスツリーと思っていたが。荷物を預けて2つのカバンを持って6時25分にエアポートエキスプレスに乗って空港を目指す。
 空港に到着し、まず到着ロビーへ降りる。香港の新聞を2紙購入。ついでにマクドナルド内のマックカフェでブルーベリーチーズケーキとコーヒーで朝食。新聞を読み、競馬欄以外を捨てる。再び出発ロビーに上がり8時前に出国手続きをする。
 8時5分が搭乗開始時間なので免税店は寄らないで直接ゲートへ。今回はペニンシュラブティックのチョコレートは頼まれていなかったので、買わず。29番ゲートに到着すると搭乗が始まっていた。チケットを渡しタラップへ。機内に入る前に手荷物チェックが。やっぱりあるんだね。面倒くさいなぁ、ノースウエスト。
 8時40分頃に動き出し、9時頃に飛ぶ。朝早起きだったので眠くなり寝る。その間にドリンクタイムは終わっていたようだ。9時50分頃、匂いがしたので起きると機内食の時間だった。どんなメニューがあるかわからないのでチキンを頼んだら鶏肉入りのあんかけ焼きソバだった。味はまぁまぁ。でもヨーグルトやフルーツは食べられないのであまり食べる事が出来ず。時計を日本時間に合わせて再び寝る。着陸体制に入るアナウンスで目覚める。日本にもうすぐ着くのだね。
 13時ごろ着陸。ノースウエストの機内食14ゲートに止まり機外へ。入国審査場は近かったのだが、長い列を並ばされる。この時間が無駄だよなぁ、とイライラ。審査が終わって預けていた荷物を受け取り税関へ。申告する物はないと言い税関も通過する。あぁ日本に帰ってきてしまったのだね。今までは家に帰るまで夢心地だったが、今ではここで夢が覚めてしまう。何ともイヤな大人になってしまったものだ。
 ATMでお金を下ろし、地下の駅へ。スカイライナー16号の券を購入し、売店で水曜日に発売された週刊プロレスと今日発売のギャロップを買う。そしてホームへ。13時56分に出発する。先週の土曜日から京成船橋駅にも止まるようになった。何とも面倒くさい。でも本を読んでいるからあまり気にならなかったが。荷物が多いので日暮里駅はイヤだったから終点の京成上野駅まで乗る。京成上野駅から JRの上野駅へ行き、京浜東北線に乗って自宅へ帰る。
 キャリーバックの下着等や買った物、色んな物を片付ける。そしてカメラとジムに行く荷物を持って外へ。カメラ屋へ行き写真の現像をする。その時ある事実に気付いた。キンチャク袋の中にあるべきはずのメモリースティックが無い事を。とりあえず今あるメモリースティックから現像したいものを選んで現像依頼をする。そして急いで家に帰る。がカバンの中にもどこにもメモリースティックが無い。水曜日のINJCや香港ヴァース、香港スプリントの写真データが入ったメモリースティックが・・・。その事実に愕然とする。もう立ち上がれなかった。せっかくの写真が無くなってしまった。でも何かをしないと、と香港の日本総領事館に連絡、善後策を練ってもらう。多分昨日の夜に尖沙咀で袋が風に飛ばされた時に袋から出てしまったのだろう。そうわかっていてももう何も出来ない。悔しくて悔しくて何もしたくなかった。
 そうして夜が過ぎた。

 翌日メールチェック。すると日本総領事館からメールが。香港警察に届け出が出来るのでしてくださいとの事。何でも香港警察のホームページには訪問客用の紛失物の届け出が出来るそうで、そこに入力してください、と。なので速攻で入力する。でも多分見つからないだろう。もう誰かが拾っているか、ゴミとして捨てられているだろう。それはわかっている。でも何かをしないと気が済まない。だから送信した。
 これが無ければ今回の香港旅行は最高に楽しいものだった。がメモリースティックを無くしてしまった事で全てがパーになってしまった。最悪の旅になってしまった。記録は無くなってしまい、記憶だけになってしまった。
 こうなったらまた来年1週間香港に滞在してやる。また水曜日のINJCから日曜日の香港国際レースまで全部見てやる。仕事を休んででも辞めてでも行こう。絶対だ!  良い気分からドスンと落とされた今回の旅行。別に香港が嫌いになったわけではない。今度はいつ行くかわからない。でもその時は今回無くした写真データを取り戻すように写真を取りまくるぞ。そして傷を癒すのだ。それが今回の借りを返す私が出来る唯一の事であるから。


終わり

 

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