を見るとFさん家族皆さん起きていた。やばい、出遅れたか。挨拶をして荷物を整えてからリビングのソファに腰かける。９時に住宅街を出るバスに乗るというのでカバンを持って外へ。バスに乗って大埔墟駅付近まで行く。そして皆さんで飲茶をする。紹介されたのはワゴンで点心が回る店。色々とワゴンからセイロを取って食べる。お勧めだけあって美味しい。エビシュウマイやゴマ餡饅頭などなかなかでした。朝から良いものを食べたなぁ。
10時過ぎに店を出て、Fさん一家と駅でお別れ。短い間でしたがお世話になりました。そしてゴチになりました。
大埔墟駅から馬場駅へ行きたかったが、経由する電車が11時20分すぎまで来ないらしい。なのでいったん沙田駅まで行き、そこから九龍塘方面から来る馬場駅経由の電車に乗って馬場駅に向かう。
11時20分に競馬場に入る。コンコースでは北京オリンピックの紹介をしていた。それを横目にパドックへ。11時15分からパドックでは中国雑技団の演技が行われていた。本場の雑技団の演技を見られて大満足。実は初めて生で見たのだが、身体の柔らかさや演技の細やかさに魅了される。
その後レープロを買い
にインフォメーションへ。が無いという。というかメンバーエリアから１階のファンゾーンまであらゆるインフォメーションを歩き回るがどこにも見つからない。まだ11時半過ぎだぞ、なのにもう無いとはどういう事だ、香港ジョッキークラブ！ 怒りながらシャティン競馬場の中を検索。どこまで一般客が入れるのかの調査。４階までは行けるようだ。あとは指定席やらゲスト席になるので入れない。もっとも２階くらいまでしか行かないかな、普通の人は。探索をしていたのでパドックで行われていた国際レースに出る騎手の紹介を見る事が出来なかった。残念。レープロ買えずと騎手紹介を見られなかったショックが尾を引き、なかなか馬券モードに入る事が出来ず。特に１レースにはRedPepperが出ている。なので気持ちが入っていたのだが、乗ってこない。ちなみにRedPepperとは安田記念にも出走した事がある馬。が今はクラス３と下位クラスで走っている。しかも年齢は９歳。こんな年齢まで走らさせているのか、と何とも悲しい気持ちになるが、これが香港競馬なんだよな、と実感もする。でレースはコーツィー鞍上のGoldFieldが勝って、RedPepperは４着。微妙だな・・・。
また競馬場内を歩き回っていたので２レースもお休み。
そして３レース、国際レースの第１戦目の香港ヴァース。パドックへ行きカメラを構える。OuijaBoardの取消は痛い。私の本命が消えてしまったのだから。穴人気程度だろうと思っていたアドマイヤメインが１番人気になっている。それだけは勘弁してよ。穴人気を予想していたのに。パドックで見た感じ、イギリスのCollierHillが良い感じかな、とCollierHillと去年の香港カップ３着で馬場適性のあるMaraahel､実績のあるScorpionと逃げ残り期待のアドマイヤメインの馬連ボックスで勝負。レースはアドマイヤメインがいい感じで逃げてこれは来たかなと思ったが、直線でバテてしまった。前目にいたCollierHillが先頭に立つと、後ろから差してきたKastoriaの追撃を退けゴール。ドバイシーマクラシック２着は伊達ではなかった。日本からもう１頭参戦していたソングオブウインドは４着。３コーナーから仕掛けていったが、結果的には早仕掛けだった。もう少し我慢していれば、と思うがでも３着までだったかな。
このレース後にロイ君と会う。この時に初めてTakeoverTargetの出走取消を知る。やはり薬物問題
だったらしい。また私の香港スプリントの本命馬が消えてしまった。レースの雑談をし、別れる。４レースのクラス１のレースは香港スプリントに出られなかったPlanetRulerから数頭をチョイスしてQPLで勝負をしてパドックからレースを見るが外れる。ちなみに勝ったのはHappeeOwner。このあたりからレースとレースの合間にピエロが至る所でパフォーマンスをしていて、人の山が出来ていた。
５レースは個人的に楽しみにしていた香港スプリント。TakeoverTargetがいなくなったのは寂しいが、これでSilentWitnessの勝利が近づいたかもと、淡い期待を持つ。ただ馬体重が重い。あと20キロ痩せてくれないと。相変わらずグイグイと歩く姿は変わらないな。日本代表のシーイズトウショウは少し身体が細いかな。でも私の大好きなサクラバクシンオーの子供。親父が出来なかった海外G１制覇をして欲しい。その気持ちでいっぱいだった。メイショウボーラーはわからん。気分が乗ってくれれば、かな。馬券はシーイズトウショウ、メイショウボーラーに香港のSilentWitness、ScintillationにイギリスのBenbaunで勝負。気持ちの高まりを感じながら本馬場へ。そしてレースを見る。がスタート直後にメイショウボーラーがいきなり消えた。後からじっくりとビデオを見るとゲートを出た後に走るのを止めている。お前ってやつは・・・。ペースを作ると思っていた馬がいなくてビックリ。でも私の目はSilentWitnessに釘付け。NaturalBlitzが作るペースに付いて行けていない。えぇっ、このままでは負けてしまうよ。そして直線へ。インからSilentWitnessが伸びかける。が往年の力強さが感じられない。でもじわじわ伸びている。もしかすると、と思っていたがその前に１頭抜け出している馬がいた。香港代表のAbsoluteChampion。へっ、君誰？ 前走１２００ｍの重賞レースを勝ってはいるけど、まさか君が勝つとは。しかもレコードタイムでの圧勝劇。競馬場中があっけに取られていた。SilentWitnessは離されての２着。でもようやく復活ののろしを上げる事が出来たのかな。今後少しは期待できそう。３着はBenbaunでQPLなら的中だった。まぁそんなもんですよ。去年の覇者である NatualBlitzは着外。やっぱり１０００ｍ限定馬らしい。
６レース前にロイ君とこの後のレース予想。香港マイルのTheDukeは一昨年３着、去年２着だから今年は１着だよとか笑いながら話をする。
でもここではArmadaが堅いよね、BullishLuckは多分危ないねと、も。香港カップの話もし、香港カップの後にまた会おうと言って別れる。６レースの馬券を外し、７レースへ。香港マイルである。パドックに入りこみ、写真撮影。途中でメモリーが無くなったので昨日買ったメモリースティックに入れかえる。そして撮影再開。ダンスインザムードは良いんじゃないかな。香港馬がどれも良く見える。なので迷う。この時期は走らない叩き良化型のBullishLuckもありかな。香港マイルトライアル勝ち馬のArmada､３着のFloralPegasus、実績のあるBullishLuckとダンスインザムードの馬連、香港マイルでは妙に走るTheDukeの複勝を買いレースを見る。イタリアのRamontiがレースを引っ張る。直線に入ってTheDukeが先頭に立つ。まさか勝ってしまうのか？ 残り２００ｍを過ぎても伸びる脚に衰えは無い。これは勝ってしまうな、と。しかし大外から大本命のArmadaが伸びてくる。交わす交わすかと思っていたがTheDukeが粘りきりゴール。まさかの勝利だが、長年走っていてようやく栄冠を得たのを香港のファンは喜んでいるようだ。絶大とは言わないまでも人気のある馬なんだな、と感じた。初めて香港に行った時にまだ若かった馬が G１制覇をしたのは嬉しかった。でもそれと同時にどうして安田記念ではあんな暴走をしたのかが大きな謎として残った。その安田記念で勝ったBullishLuckは去年と同じ４着。やっぱりこの時期は苦手らしい。ダンスインザムードは後方で直線では他馬にぶつけられてやる気を無くしたのか着外。もう少し頑張ってくれると思っていたのに。大きく残念。馬券もTheDukeの複勝のみ的中。でも今日初めての的中なので嬉しさ満点。
レース後のセレモニーを見ずにパドックへ。７レースのパドックでの馬の撮影。Prideは何か風格を感じた。
去年から大成長をしたなぁ。また厩務員のお姉さんも相変わらず綺麗だ。香港の代表格であるVengeanceOfRainやVivaPatacaも悪くはないが、良くも思えない。これならアドマイヤムーンもチャンスありかなと感じられたが、アドマイヤムーンは少し気負っているみたい。大丈夫かな。ディアデラノビアは気性が激しい。これでレース大丈夫か？ 馬券は実績面を見ても、馬場適性もあるPrideで堅いと判断。Prideを軸にVengeanceOfRain、VivaPatacaに一昨年の勝ち馬AlexanderGoldrunにアドマイヤムーンを流す馬連で勝負を掛ける。あと連続３着中のディアデラノビアの複勝も。レースは直線に入ってVengeanceOfRainが先頭に立つ。このまま逃げきれないだろうけどどこまで粘るか、と思っていると横にはVivaPatacaとPrideが。VivaPatacaは伸びが足りないが、
Prideは力満々に抜け出してくる。去年はVengeanceOfRainがPrideの追撃を子供扱いするように退けていたが、今年はあっさりとVengeanceOfRainは交わされてしまった。これはPrideの勝ちか、まぁどれが来ても馬券は当たっているからいいか、と思っていると大外から何かが突っ込んでくる。誰だ誰だ？ アドマイヤムーンだ。こっちの方が配当が高いからいいよ、それで。でもアドマイヤムーンの脚は凄い。勢いはPrideよりいい。これは交わしてしまうのでは？ というところでゴール。交わしたような感じで見ていたが、結果はPrideが首差残ってのゴールだった。アドマイヤムーン、惜しかった。でも良く頑張った。でもここで君が代を聞きたかったなぁ。馬券も結構な配当で今日の負けを取り返した。馬券が当たったからではないが、良いレースを見られて嬉しかった。９レース前に
ロイ君と再々合流し９レースを見る。３頭のQPLボックス買いをするが、これが的中。というかレース後馬券を見直したら当たっていた事が判明したというお間抜けな感じだったのだが。全レースが終わってセレモニーが始まる。去年は大型ビジョンに花火のアニメーションが流れて終わりだったが、今年は大々的だった。まず鼓笛隊が馬場を行進し、音楽を流しつづける。そして明かりの付いていたナイター照明が消えると花火がドカンドカンと飛びだす。しかもリズムに合わせて夜空を彩る。これよ、これ。感動で涙が出そうになる。このセレモニーを見るために私は毎年香港の国際レースを見に来ているのですよ。それが見られたのですから・・・。また来年来たい気分に。目の前で繰り広げられる芸術を心のメモリーにしっかりと焼き付けた。
セレモニーが終わってロイ君と駅へ。道中で今年のセレモニーは素晴らしい。日本ではこういったのはないから余計に感動した等と話をする。そして電車に乗ってからも今日のレースの感想を話をする。ただ残念なのは私の英語が拙い事。もっと英語がしゃべれればもっと面白く話せるのにな、と思いながら。でも楽しく会話が出来たのはロイ君のおかげ。ロイ君ありがとう。 九龍塘駅でロイ君と別れ、私は旺角駅で降りて新世紀広場へ。その後女人街方面に向かって歩く。サッカーグッズショップで以前から欲しかった物の１つだった香港代表のユニフォームを購入。香港から来る馬の応援用に欲しかった。なので買えて１つ目的は果たせたかな。そしてPriceRiteの支店が旺角にあるので店の中へ。ケロロ軍曹グッズを鑑賞する。そして大きなのは諦めたが、小さいケロロ軍曹の顔型クッションを購入。普段使うものではなくディスプレー用として部屋に置いておこう。
店を出て地下鉄の旺角駅へ。先週から地下鉄を運営するMTRがケロロ軍曹のグッズを販売されていて、
今日から第２段のタママ二等兵のグッズを出る。なのでカスタマーセンターへ行って買おうと思うがすでに売れきれ。香港でのケロロ軍曹人気は思っている以上に凄いんだな、と知る。凄いなぁ、と思いながら尖沙咀駅へ。一応ここでは売っているかな、とカスタマーセンターに寄ると売っていた。なので買う。地下鉄の乗車券とタママと時計が付いて８０香港ドルなのだから安い。このグッズはパソコンの横に飾ろうっと。尖沙咀に来たのは色々と用があって。まず重慶大厦へ行き手持ちの香港ドルを少し日本ドルへ両替。そのまま香港ドルを持っていても良いのだが、貧乏だから少しでも日本円を持っておきたかったのだ（余談だか日本円から香港ドルはここの方がレートが良いのだが、逆は街中の方がレートが良かった）。でここへ来たのだから、とタージマハルクラブへ行きマトンマドラス（羊肉のココナツミルク入りカレー）と白を注文。今年最後の香港でのディナーはインド料理になった。
食べ終わって21時にプロムナードへ。ここから見る香港島のビルのクリスマスイルミネーションが綺麗なのだ。これを見ないと12月に香港に来ている意味が無い。そして海沿いへ行き、手すりにカメラを置いて写真を撮る。手ブレでなかなか綺麗な写真が撮れず何度も何度も撮りなおす。途中片手ではダメだと思い左手に持っていた荷物を下に置いて
撮る。ようやく満足できる物が撮れたが、風で荷物が飛んでいたのを知って、慌てて取りに行く。多分この時に事件が起きていたようなのだが、この時点ではわからなかった。写真を撮り終えて満足しプロムナードを歩いていると写真屋が並んでいるところへ。クリスマスイルミネーションのビル群をバックに記念撮影するのも良いな、と思い写真を撮ってもらう。出てきた写真には色鮮やかなクリスマスイルミネーションのビル群がバックにいい写真が撮れていた。大満足ですよ、ありがとう。いい記念になりました。
フェリーで中環へ行き、トラムストップを目指す。が新しいスターフェリー乗り場からトラムストップへは土地勘がないとわからないかも、と思えるくらい遠い。不便だなぁと感じる。トラムに乗って銅鑼湾へ。買ってきた部屋に荷物を置いて22時半。時間がないので急いで義順の牛乳プリン屋へ。これは食べておかないとね。日本では食べる事が出来ないもん。美味しさをしっかりと噛みしめる。
部屋へ戻り、シャワーを浴びてから荷物整理。やっぱりキャリーバックには荷物が入りきらない。でも持ってきたバックとマカオで買った出前一丁のトートバックを駆使したら全部入りきった。しかも少し余裕あり。良かった良かった、一安心。
競馬番組を見て、今日のレースの復習をしてから25時に寝る。明日は朝早いのでいくつもの目覚まし時計を用意して。
