香港5日目

12月9日(土)曇り

 朝6時15分に起き、身支度整えて40分にはビルの外へ出る。地下鉄を乗り継いで7時10分に太子駅に到着。
 今日の朝はシャティン競馬場でTrackside Breakfast of the Starsという調教を見ながら朝食を食べて、レース予想をしようというイベントがあるのだ(有料)。このチケットをロイ君に頼んで入手してもらっていた。ありがとう、ロイ君。円卓で調教を見るで競馬場へのシャトルバスの出発地がここ太子なのである。なので朝っぱらから出掛けたのだ。
 出発が7時15分だがもう人が並んでバスを待っている。私もその列に加わる。しばらく待っているとバスが到着。乗り込んでバスは出発。私の知らない道を走り、30分ほどで競馬場へ到着。コースではすでに競走馬が調教をしていた。入り口を通ってしばらく歩くとこのイベントの受付があった。ここでチケットを渡すと、記念品(今シーズンの香港競馬の卓上カレンダー等)をもらった。円卓の席がいくつもあり、かなりの人が来ている。私も席を確保し、とりあえず朝ご飯。パスタやチャーハン、粥やパンなどが並ぶバイキング形式でパンとジュースなどを貰って席で食べる。大型ビジョンでは調教している馬の紹介をしたりして走っているところを映している。もちろん席を離れて、コース沿いの所で馬を見るのもOK。調教中には解説者が解説をしてくれる(もちろん広東語ではあるが)。簡単に言えばジャパンカップの有料食事付きの公開調教だね。ここで馬の状態を見る事も出来るので面白いイベントである。簡単に食事を済ませ馬の写真を何枚か撮る。おまけに国際厩舎の場所がわかったのも収穫。今後来る時はこのイベントに関係なく馬の調教写真が撮れそうだ。ただ馬場開放は9時までのようだから朝早起きしないといけないが。
 調教が終わった後は競馬関係者がテレビに出てくる競馬予想家さんたちとトークショー。言葉は良くわからなかったが。
 このイベント終了後、香港インターナショナルセール2006司会をしていた予想家さんたちと一緒に記念撮影。するとこの後パドックでインターナショナルセール(簡単に言えばセリ市)があると言う。しかも見る事が出来るそうだ。なので私も見に行く。
 10時30分よりセリ市が開始。このセリは香港賽馬会がヨーロッパやオーストラリアなどから購入してきた30頭(上場したのは28頭)を香港のオーナーに売り出すというもの。どんな値段の動きをするのかが楽しみだった。 Lot1から始まったセリ、いきなり200万香港ドル(日本円で約3500万円)が飛びだす。しかもこれが低い値段での取引なのだから驚き。一番の高値はLot16のデインヒル産駒。デインヒルの子供は香港では大活躍しているから当然高くなるだろうと思っていたら、案の定伸びる伸びる。しかも値段の跳ね上がり方が他の馬とは断然に違う。結局750香港ドル(約1億1120万円)で落札。でも平然としている。凄いなぁ。何とも異次元の世界に迷いこんでしまったような感覚だ。その後何とかカタログの入手に成功。カタログを見ながらフムフムとセリを見る。ラストのLot30で440万香港ドルと2番目の高値を付け盛り上がったところで終了。時計も12時を回っている。そろそろ競馬場を出ますか。
 競馬場から今まで通った事のない道を通って火炭駅へ。火炭駅から競馬場への行き方を教えるにはどうしたら良いのかを考えながら歩いていたのだが、この道はあまりお勧めできない。競馬開催をしていない競馬場への行き方はタクシーで行ってくれと言うしかないか。地理に詳しくない人には難しいな。
 12時半に電車に乗る。セリ市のカタログを見ていると、Indigenous(インディジュナス)の近親がいたのが判明。父は同じで、母の兄弟にIndigenousがいるという血統。凄い馬がいたもんだ。多分あの人はこの馬を追いかけるだろうな、リッジレーサーDSと思う。というかあの人はIndigenousファンだから絶対追いかけるべきだろう。
 九龍塘駅で地下鉄に乗り換えて13時に深水歩へ。黄金電脳中心をパトロール。ある店で日本未発売のリッジレーサーDSを発見。早速値段交渉。20香港ドル値引きをしてもらい170香港ドル(約2600円)で購入。その後地下に降りて、パソコン関係の店をくまなく歩く。ソフト販売店で有名会社のロゴを集めたCD-Rと世界の国旗のCD-Rを購入(多分違法物)。そしてカメラのメモリーが少なくなってきているので買っておこうかなといくつもの店を歩き回る。欲しいのはメモリースティックなのだが、どの店を見ても1GBからしか売っていない。だけど日本で買うより安い。結局サンディスク製のメモリースティックDuo1GBを購入。235香港ドルだから日本円で約3500円。良い買い物だね。ここでメモリースティックを買った事が後々に事件になるとはこの時はまったく想像していなかった。
 気が付いたら1時間半も滞在してしまった。時間がない。急いで地下鉄に乗って今度は旺角へ。ランガムプレイスへ行き、80M巴士専門店へ。何か買ったらカレンダーをくれるかなと思っていたがくれる気配なし。欲しいものは結構買っているのでない。でもバスの行き先ボードみたいのが気になったので購入してしまう。
 その後香港ジョッキークラブの場外券売り場へ寄ってから信和中心へ。昨日閉まっていた店に行こうと思ったのだが、今日も閉まっていた。ここは閉店してしまったのだろうか。残念。
 時計を見ると4時近い。やばい急がないと。地下鉄に乗って銅鑼湾へ。歩いて賽馬博物館に入りこむ。着いた時間が16時50分。閉館が5時なので10分しか見る事が出来ない。今催し物コーナーでは写真で振り返る香港競馬というのがやっていて、これがなかなか面白い。香港賽馬博物館の催し物の看板出来た当時のハッピーバレー競馬場の写真だったり、障害レースをやっている写真、ポロやゴルフを競馬場の内馬場で行っている所だったり、着物を着た日本女性の写真だとかハッピーバレー競馬場の歴史を見られて興奮しまくり。昔はこういった感じだったんだと、目を輝かせながら見ていた。ハッピーバレー競馬場の歴史の深さを感じた。もう少しゆっくり見たかったな。来年3月4日までの開催みたいだから4月にはやっていない。惜しいなぁ。これを見るためだけに来ようかな。
 トラムに乗って銅鑼湾へ、そしてゲストハウスの部屋に着く頃に日本から電話が。友人のS氏からだ。明日の馬券の買い目を聞く。そしてここでTakeoverTargetの薬物問題を知る。香港ではまだ話題にすら上がっていないのに。電話を切った後、ゲストハウスのインターネットスポットで香港ジョッキークラブのホームページを見ていたら香港ヴァース出走予定のOuijaBoardが取消と発表。マジかよ、私の本命馬が・・・。TakeoverTargetについては何も記載無し。本当なのだろうかと、少し悩んでしまう。
 18時過ぎに部屋を出る。これから人と会うのに遅れたらマズイ。急いで地下鉄に乗って尖沙咀東でKCRに乗る。向かうのは大埔墟駅。多分時間に間に合うだろうと思っていたが、大学駅から大埔墟駅までが結構時間がかかる。早く着け、と願いながら立っていた。19時少し過ぎに大埔墟駅に到着、走って改札へ。すると改札の向こうでFさん一家がお出迎え。夫婦共に10年近くの知り合いなのだが、約3年振りの顔会わせ。特にお子さんはまだ赤ん坊だったので初見に近い。とりあえずお子さんには嫌われていなそうで良かった。
 駅から歩いてお勧めという客家料理のお店へ。お任せで注文をしてもらう。来た料理、鶏を蒸した物や豚の角煮に煮た料理など4品ほどいただく。どれも美味しく、日本人好みの味だなと感じる。そういえば初めて洗杯をするところを目撃。いままでやった事なかったので目が点。何でもこれが普通だという。そうなんだ、と思いながら洗杯をやってもらう。ありがとうございます。 その後PriceRiteという量販店でクリスマスツリーを買うというので付いて行く。その店でケロロ軍曹グッズを発見。しかも香港限定商品。1つ1つじっくりと見ていたら、 Fさん一家に笑われた。お子さんには「まだケロロ見てる」と言われてしまう始末。でも気になってしまうんですよね。もし荷物の計算をしなくて良いのなら、直径 80センチもあるケロロの顔クッションやデッカイバックを買ってしまっていただろう。恐ろしや、ケロロ軍曹。
 クリスマスツリーを購入後タクシーでFさんの自宅のある住宅街へ。結構山の方にあるのだが、自然に恵まれており香港とは思えないくらいの所だ。住宅街のマンション前でタクシーを降り、自宅へ案内される。
 お茶をいただきながら部屋で昔の思い出や川崎フロンターレ、パソコンやデジカメの話など話が尽きなかった。そりゃそうだろう久々に会うのだから。特に香港の生活の話は面白く、国境の街シンセンには行ってみたくなった。あとサッカーに目が肥えているFさんにも香港のサッカーはつまらないと映っているのがわかって一安心(何だが?)。
 24時過ぎにシャワーを借りて、薬を飲んでから頼まれている馬券の買い目をマークカードに塗ってから25時に寝る。

 

香港・マカオ旅行記2 4日目へ    香港・マカオ旅行記2 6日目へ