香港1日目

2月22日(木)晴れ


 2月某日、サイレントウィットネスが突如引退を発表した。あまりに急な話。引退レースを見たかったのに、と日本で悔しがる。引退レース後、2月25日に引退セレモニーをすると発表。約2週間後か・・・。今なら行ける、と香港へ行く事を決める。ただ多少機運が高まって来ないのだが。
 ノンビリ気分でHISへ行き、2月22日出発の格安航空券を注文。が旧正月の影響でチケットが少ないと知る。旧正月の恐ろしさを味わう。香港ドラゴン航空のチケットなら1席分あるというので確保。とりあえずこれで香港に行けるぞ。がいつも泊まるゲストハウスに宿泊予約をするも空き部屋がないと言われる。これも旧正月効果なのか。どうしよう。色々と検索し、重慶大厦にあるゲストハウスは日本から予約が出来る宿を発見。そこに予約を入れみると確保できると返信あり。初めての重慶大厦滞在。少しワクワクする。
 そんなわけで、旧正月まっただ中ではないが、旧正月の名残が残る香港に行く事になった。

 身支度を整え11時に家を出る。電車に乗って御徒町へ。金券ショップで京成電鉄株主券を2枚機内食購入してから京成上野駅へ歩くと12時を回っていた。途中で寄った調剤薬局で時間がかかったせいで乗りたかった12時00分発の特急電車に間に合わなかった。次は12時23分。指定の集合時間には到着しない。ただ大きな問題でないので慌てないが。
 13時37分に成田空港駅に到着。急ぎ足で南ウイングの出発ロビーにあるHISのカウンターへ。チケットはすぐに貰えるが、ドラゴン航空のチェックインで待たされる。出発1時間前だから当然席は通路側でも窓側でもない。まぁ今回は乗れるだけで満足だし、ドラゴン航空はシート間に比較的スペースがあるから文句はない。シティバンクのATMにて日本円を入金し、出国手続きへ急ぐ。手荷物審査は問題なく通過、出国審査は少し列で並ばされるがすぐに終わる。今回使う45番ゲートは一番出国審査場から一番遠くにあるゲート。しかも搭乗開始時間が14時20分と時間がない。なので途中の免税店には目もくれず、一目散に45番ゲートへ歩き出す。20分過ぎに到着しゲートを見てみるがまだ搭乗開始している気配無し。アナウンスがあり14時40分に搭乗開始だと告げている。何のために急いだのだろうか。結局50分過ぎに搭乗が始まった。急がなくても良かったなぁ、と思いながら飛行機の中へ。15時10分頃、定刻時間ぐらいに飛行機は動き出し、30分頃成田を飛び立つ。 ドリンクタイムはまだかな、と思っていると機内食が。早くない? と思ってしまう。日式煮魚柳という石頭魚の野菜あんかけと白飯がメインのを選択。なかなか美味。ただ量が少ないのが残念。サイドメニューのそうめんが美味しかった。ネイザンロードデザートのハーゲンダッツのアイスはクッキーアンドクリーム。当たりだった。ドラゴン航空の機内食は外れがないのが嬉しい。機内に入る前に取った新聞や雑誌を読む。読み終わると眠くなってきたので寝る。起きると台湾と香港の間。もうすぐ香港だ。時計を香港時間に合わせ、画面に映る現在地を見ながら時間を潰す。
 飛行機は19時15分頃無事に着陸。グルグルと回って27番ゲートに到着。ゲートが微妙な所にあって、入国審査場まで歩くには少し長い。まぁ気長に歩きますよ。出入国カードを記入してから入国審査の列へ。列は長くなかったのですんなり終わる。税関を通り香港上陸。約2ヶ月振りの香港だけど、いつ来ても懐かしい気持ちになる。到着ロビーで今回泊まるドラゴンインへ連絡し、ATMで香港ドルを引き落とす。オクトパスカードにお金を入れてからバスターミナルへ。
 20時10分に九龍方面へ向かうA21路線の2階建てバスに乗る。高速を走り、青馬大橋から右手にわずかに見える高層ビル群の夜景を2階席から眺める。高速から一般道に降りて、ネイザンロードを目指してバスは走る。ネイザンロードは相変わらず華やかだ。しかも道路の中央分離帯には旧正月のイルミネーションがあって、いつも以上にキラキラしている。バスは尖沙咀方面へ。多分この辺だろうと思った停留所で降りるが、降車は少し早かった。歩けない距離ではないので問題はない。21時過ぎに重慶大厦へ。もうちょっと早く着くかなと思っていたが、バスだとやっぱり時間がかかる。バス→地下鉄乗り継ぎの方が早かったかも。
 キャリーバックを片手に歩いているので当然のようにゲストハウスの呼びこみが集まってくる。無視してB座奇数階エレベータの前へ。ランガムプレイスにあった金の豚エレベータに乗り3階へ。ここまでは来なれている。何せ行きつけと言ってもいいインド料理屋と同じフロアに今回泊まるゲストハウスがあるのだから。ドラゴンインのカウンターへ。イスに座っていた親父さんに予約をしている、と伝えるとすぐに話が進んだ。今回初めての滞在なので泊まる部屋を見せてくれて、使い方などもレクチャーしてくれる。いつも泊まっているゲストハウスではこんな事はなかった。親切だ。チェックインまで時間はかかったが、しっかりとした対応をしてくれたので問題無し。値段も安めだし、今度からここを定宿にしようかな、と思った。ただ部屋は狭いが。
 小腹が空いているので何か食べたい気分。時間もまだ21時40分と遊べる。なので外へ出て、地下鉄に乗って信和中心へ。信和中心は相変わらず心を揺さぶる物が売っている。あれも欲しいし、これも欲しい。散々迷う。でも荷物には制限があるので諦めないといけない。とりあえず欲しい物を目星を付けて、買うのは後日にする。2階にあるゲーム屋でニンテンドーDSの値段もチェック。どの店も単体なら1100香港ドル前後と日本とほとんど変わらない値段になっている。「単体」と書いたのは普通はニンテンドーDSのみを購入しない。マジコンと呼ばれるツールを一緒に買っていくのだ。マジコンがあればネットからダウンロードでゲームをし放題。香港ではゲームソフトを買うという習慣がない(香港というか中国もか)。なのでニンテンドーDSを購入するほとんどの人はマジコンもセットで買っていくのだ。日本では考えられない世界である(日本では違法)。どのゲーム店もそんなに値段やサービスは変わらない。あと漫画屋をぶらついたりして信和中心パトロールを完了させる。
 で外へ出た目的である夜食、どこで済まそうか迷う。で向かった先はランガムプレイス。ここのフードコーナーなら何でもあるので、困った時には重宝する。麺類が食べたかったので池記でエビワンタン麺を注文。麺もそうだがエビワンタンが旨い。ここに限らず、本場でワンタンを食べたら、日本ではワンタンは食べられない。ピンポン球のような大きいワンタンを頬張りながら香港をしっかり味わう。
 23時を回ってから地下鉄に乗って部屋へ。シャワーを浴びて1時頃電気を消す。がなかなか寝つけず。

 

香港・マカオ旅行記3 トップページへ香港・マカオ旅行記3 2日目へ