香港4日目

2月26日(月)晴れ

 5時半起床。荷物を詰めこんだりして6時に部屋の外へ出る。フロントへ行くがドアが閉まっている。鍵を返さないといけない。さてどうしよう。迷う。そうだ、と電話をしてみる。そしたら繋がったので、チェックアウトをしたい、ハローキティのラッピング車両キーを返したい、と告げるとゲストハウスの人がやってきた。鍵を渡して後にする。
 尖沙咀駅へ行き地下鉄に乗ろうと思う。が電車がなかなかこない。本当なら地下鉄を乗り継いで青衣駅でエアポートエキスプレスに乗ろうと思っていたが、予定を変更。遠回りになるが海をくぐって中環駅から繋がっている香港駅に行き、エアポートエキスプレスに乗る事にする。その方が早く空港に着くから。それに香港駅なら飛行機のチェックインもできるし。料金は上がるがそれでいいか。10分くらい待ちようやく地下鉄がやってきた。来た電車は車内がハローキティのラッピングカー。話に聞いていたがこれがそうなのか、と車内を見渡す。期間限定らしいし、台数も1台と聞いていたので待たされたけどラッキーだったかも。
 中環駅から香港駅に繋がる通路にはハローキティと恋人のダニエルの人形もあった。何でも2月14日にハローキティとダニエルが仲人になった結婚式があったそうで、その記念に飾ってあるらしい。香港人はハローキティが好きらしいが、それを垣間見られた。
 香港駅で飛行機のチェックイン。キャリーバックは言われる前に預け物に。6時50分頃空港に向けて電車が出発。いつもそうだけど、帰りの朝の風景は寂しく感じる。今度はいつ見られるだろうかという気持ちからか。7時15分頃空港に到着。到着ロビー階へ降り、香港国際空港内にあった旧正月を祝う人形パン屋でお土産用のエッグタルト(マカオ式)を購入。横のセブンイレブンで新聞を買ってからマクドナルドで朝食。迷った挙句ホットケーキセットに。新聞でサイレントウィットネスの引退式の記事を見ながら、本当にお別れなんだなと改めて感じる。それと同時にこうやって大きな記事になるなんてやっぱり香港の英雄なのだと素晴らしさも感じた。
 出発ロビー階へ戻り、8時ごろ出国手続き。少し並ぶも簡単に通過し、免税店めぐり。電気屋でColorsという日本や韓国、香港、欧米の歌手のオニムバスCDを発見。なかなか面白そうと購入。色々見まわってから搭乗口である28番ゲートへ。8時40分が搭乗開始で、それに合わせて着いたのにまだ始まる気配無し。まぁここまで来ていれば問題はないから、とイスに座って待つ。50分になって搭乗が始まる。すぐに乗りこみ、入り口で香港と日本の新聞を受け取って機内へ。席に着いて手荷物を棚に入れようとするもなかなか収まらず。困ったもんだ。席で新聞を読みながら動き出すのを待つ。
 9時15分頃ようやく動き出し、35分頃飛び立つ。新聞も一通り読み終わり、暇になった。飛行機も安定状態になったのでニンテンドーDSLiteで遊ぶ。いくつもゲームが入っているので暇潰しにはもってこい。大作ではなく短い時間で遊べる物ばかり選んでおいてよかった。11時10分に機内食タイム。ポークフィレの煮込みがメインの料理を選ぶ。機内食としては本当に高いレベルで満足。デザートのハーゲンダッツのアイスはバニラ。ナイス。食べ終わってから時計を日本時間に戻したり、ゲームをしたり寝たりして時間を潰す。
 成田に14時40分頃着陸。ぐるりと空港を回り搭乗口へ。手荷物を預けているので慌てて帰りの機内食も美味しかった出なくても良いのだが、早く機外に行きたいので素早く棚を開けて荷物を取り出す。そして外へ。日本は寒い。冷たい風を肌で受ける。長い通路を歩き、当然のように入国審査では長い列で待たされる。で審査が終わって手荷物を受け取りに。でもなかなか私のキャリーバックが出てこない。いつになったら来るのだろう、と苛立つ。10分以上待って手荷物が終わりかけの頃にようやく出てきた。これで帰れるぞ。税関で下らない質問に答えてから日本の地に足をつける。はぁ帰ってきてしまったのだな。寂しい。でも寂しがっている暇はない。まずシティバンクのATMでお金を引き落とし、地下へ降りて京成電鉄のホームへ。今はお金がないからスカイライナーには乗れない。特急電車でノンビリ帰る事に。仕方ないですね。電車は日暮里駅に到着、JRに乗り換える。
 キャリーバックを転がし、手には大きなトートバック、肩にはショルダーバックを抱え家まで歩き、17時頃帰宅。香港も良いけど、やっぱり家はホッとする。ホッとしたいけどする事は山積み。まずはトートバックの中の荷物整理。そしてキャリーバックの中の着替え物を洗濯機に入れる。あらかた荷物の整理が終わってからフィットネスクラブで汗を流す。家に戻り夕食。食べながら日本に戻ってきているのを再確認する。その後メールチェックやネットチェックをしていたら夜中の3時を回っていた。

 今回は機運が高まらないとか心の盛り上がりが薄いとか、香港に行くのに心がなかなか踊らなかった。でも香港に行ってみたらまだまだ感動できる物がいっぱいあった。まだ知らない事がたくさんあった。機運とかそんな物はどうでもいい。香港に行けば何かに出会えて、楽しい気分になれる。機運が高まろうとそうでなくても香港は私を受け入れてくれる。それがわかっただけでも大きな収穫であった。
 今度はいつ香港に行くのかわからない。でもその時はまた香港は私を魅了するだろう。そしていつまでも私の心に楽しさを注入してくれる。だから何かあったら香港に行こう。また大きく遊ぼう。小さな都市だけど、デッカイ器の香港。魅惑の街にまた行くぞ。

終わり

 

香港・マカオ旅行記3 3日目へ    香港・マカオ旅行記3 トップページへ