韓国1日目

4月11日(木)晴れ


 今年もアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)が始まった。今年は川崎フロンターレも参戦している、チャンピオンじゃないけど。是非ともグループリーグのアウェーゲーム、1つくらいは生で見たい。そう思っていた。羽田の国際便ターミナルビルで試合をするのはインドネシアと韓国とタイ、その中でも行きやすいのは韓国とタイ。どっちかに行こうと熟考。で結果韓国に決める。タイの試合は最終戦だから韓国に行った後に決めれば良いだけの話だし。
 そんなわけでHISに行き羽田発着のソウル便を注文。成田発着の方が安いのだが、家から近い羽田空港には勝てない。多少割高でもそこは我慢。
 ネットで試合会場の光陽専用球場について調査。光陽はソウルから飛行機に乗って、シャトルバスで40分くらいの地にあるという。かなり離れているようだ。これはまだ良いのだが、スタジアムから近くの駅等へのアクセスが悪い。確実にタクシーを利用しないといけないだろう。旅行ガイドブックにも載っていない街。場所もいまいちはっきりしない。有楽町にある韓国観光公社ならスタジアムのある光陽の場所が書いてある地図とか情報が得られると思っていたが、ここは観光案内程度のパンフレットが置いてあるだけで、韓国の詳しい地図などはなかった。係りの人からは光陽専用球場から最寄駅になりそうな光陽駅まではバスターミナルまでバスで30分、そこからタクシーで10分と言われる。これなら直接駅までタクシーに乗った方が良さそうだ。また光陽駅から夜行列車は走っていると言われる。光陽付近で泊まらず電車で翌朝ソウルに着く事が可能だ。
  韓国観光公社のホームページのリンクから韓国の航空券と鉄道乗車券の予約を代行してくれる旅行会社を発見。早速その会社へ連絡。料金を振り込み、4月になって航空券の引き換え券と乗車券を国際郵便で引き取る。ようやく気持ちが高まってきた。行くぞ、韓国。

 17時過ぎにバックを手に家を出る。歩いて大井競馬場前駅へ。東京モノレール1本で空港に着けるのだからソウルは行きやすいものだ。約20分ほどで羽田空港第2ターミナル到着。この大きなターミナルの中に国際線のターミナルがあると思いきや、ここからシャトルバスに乗らないと着かないという。でバスで3分ほどで着いた国際線のターミナルビルはほったて小屋に近い、アシアナ航空の機内食実にこじんまりとした建物。思わずこれなの? と言いたくなった。
 団体カウンターで航空券を受け取る。アシアナ航空のカウンターでチェックイン。そしてシティバンクで入金。今回は入金するお金を控え、多めに日本円を持って、何かの際には現地で両替をしようとする。これが功を奏するとはこの時点では知るすべもなかった。
 到着ロビーと出発ロビーが一緒の小さく狭い1階部分、見るべき所もないのでさっさと搭乗口へ行こう。18時過ぎに手荷物検査の列に加わる。審査場が2つしかないので待たされる列が長い。3月から機内への液体物持ちこみが厳しくなっている。今回は幸いにして液体物を持ちこんでいないが、今後海外に行く際は、キャリーバックでの旅行の時はバックは機内預かりをさせないといけないな、と考える。入国審査も終わり、2階にある搭乗口へ。搭乗ゲート前のイスに座り、売店で買った明日発売の週刊プロレスを読み、その後ゲームをして時間を潰す。
 19時5分に搭乗が始まる。特に急ぐ事はないので長い列に加わらず、列が短くなってから加わる。出発が19時30分なのだがその前に飛行機は動き出し、45分には羽田空港を飛び立った。成田ではこんなに早く動かないよな、と羽田の素晴らしさを実感する。
 機内で入国カードが配られたので記入する。20時15分に機内食。牛肉と野菜のソテーっぽいものとご飯がメインの物しかない。お腹が空いているのでいただく。他にはパンやキムチ、サラダ、最中が付いていた。完食し、その後はゲームで遊び続ける。
 21時50分に金浦空港に着陸。出発から2時間ちょっとで着いてしまうのだからソウルは近い。22時に機外へ出て入国審査場へ。ゲートから200M くらいで到着。金浦空港も国際線のターミナルは大きくない。しかも金浦空港駅入国審査のカウンターは簡易的な物。こんなチャッチイので良いのかな。入国審査で入国カードを、税関では税関に関するカードを提出し、いよいよ韓国だ。到着ロビーはやっぱり狭かった。でも羽田に比べたらずいぶんマシだけど。
 さてお金を引き出さないと、と到着ロビーにあるATMを使用する。がこのカードは使えないと戻ってくる。何でだ、オイ! 確か空港駅にもATMがあるというので駅へ向かう。国際線ターミナルから駅までが長い。5分以上歩かされる。で駅に到着。どこにATMがあるのかな・・・あった。さて使おう。がここでもカードが使えず引き落とし出来ない。困った。現地のお金、持っていないのだから、電車にも乗れない。仕方ないので空港まで引き返す。そして持っていた日本円、1万円を空港内の両替所で替えてもらう。多少割高レートであると思うが文句は言えない。駅へ戻り切符を買う。
 地下鉄で40分、結構乗って目的地である東大門運動場駅に着く。宿である天地観光ホテルを目指して歩く。電車からはあまり感じなかったが、地上にある看板などを見てようやく韓国に来たのだと実感が沸く。ホテルはわかりにくい場所にあるという情報を得ていたのだが、本当にわかりにくい所にあった。細い路地に入っていかないと見つからないのだから。ホテルに入りチェックイン。ここは日本語がそれなりに通じるホテルと言われていたが、その通りで良かった。部屋へ入り、荷物を置いて一息付いてから外へ。
 0時過ぎにホテルの外へ出る。車は右側通行で文字はハングル。間違い無くここは韓国なんだな。ちょっと嬉しくなる。GS25というコンビニで商品チェックをした後、東大門運動場付近の露店を見て歩く。この付近は夜になると活気付く場所らしく、所狭しと露店が並んでいる。洋服がメインであるが女性物だけでなく、男性物もある。欲しいなと思う物があったが、荷物を増やす事は出来ないので諦める。露店だけでなく、ビルの中の店も0時を過ぎているのに開いているのには驚いた。東大門市場の辺りは眠らない街だと聞いていたがその通りだ。ただこの辺の店の商品は女性物が多かった。ビル内のファッションショップは男には用がなさそうだ。
 露店を見ながら歩き回っているとお腹が空いてきた。軽く食べたいな、と思っていると屋台群を発見。どこも同じ様な物を売っているようだ。東大門市場付近の屋台は美味い!さてどこで食べようかな、と思っているとオーバーアクションで客寄せをする店が。私が日本人とわかると日本語で料理の説明をしてくれる。日本語が少しでも通じるしここでいいか、とこの店に決定。料理もプルコギとトッポギを注文する。トッポギは甘辛たれが付けられたお餅。見た目は辛めなのだが思った以上に甘さもある。お餅も弾力があり旨い。日本でガイドブックで予習をしながら、トッポギを食べたいと思っていたのだが、これは大正解であった。トッポギが食べ終わるとプルコギが来た。プルコギは肉野菜炒め的な感じか。お肉を一口食べてみる。スンゲー旨い。お肉に染み込んだタレが素晴らしい。いくつもの味が重奏として口の中に溶け込んでくる。肉も美味しいが野菜もいい。全てが口の中で綺麗なハーモニーを奏でる。どれだけのものかな、と思っていた私のハートを一気に鷲掴みしていった。旨すぎるよ、これ。ニンニクが強めなので口臭が気になるが。口が旨さを求めてくる。屋台でこれだけの料理が出てくるなんて。もう私はダウン寸前だった。ビールとプルコギの相性も良く、本当に美味しい料理でした。値段もそこそこで付け合わせにスープとキムチが付いてくるのだから凄い。個人的な感想として、値段は食べる前に確認しておいた方が良いかと思う。目を張るほどの料金ではないし、気にはしていなかったが、その辺は最初にチェックしておいた方が良いかな。
 軽く食べるつもりだったがお腹いっぱいに。露店街を少し歩いてから1時半にホテルへ戻る。シャワーを浴びてからベッドに入る。がなかなか寝つけず。興奮しすぎたのかな。でも明日は朝から出掛けるから早く寝たいのだけど。

 

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