台北1日目

4月30日(土)曇り

 5時に父の車が家の前に来る。中には母と弟が待っている。今回の台北旅行は私と母、弟の3人旅行である。 すったもんだがありながらも羽田空港国際線ターミナルへ。昨年10月にオープンし、一度見学をしたかった。いつかはここから出発もしたいな、と思っていた。がこんなに早くにその機会が来るとは。機内食
 朝も5時半だからか出発ロビーは静かで、人もほとんどいなかった。JTBのカウンターで航空券を受け取り、チャイナエアラインのカウンターへ。少し待つが簡単にチェックイン完了。
 ATMにお金を入れておこうかとみずほ銀行のATMを探すが・・・普段なら24時間対応なのだろうが、このご時世のせいか7時からの開始だという。飛行機のフライト時間に間に合わない。なので現地での両替で対応することに。
 まだ時間があるので国際線ターミナルを見学しようと、3人で歩き回る。6時前というのでさすがに開いているお店ない。仕方ない事、それは。
 4階の江戸小路はテレビで見た時は広く感じたのだが、実際見てみると小さい規模で驚く。あぁこんなものなのか、と。でも江戸っぽいのは感じ取れた。5階の展望デッキへ。朝の澄み切った空気がとても心地よい。朝の空港はこんなに気持ち良いものなのか。飛行機の出発を見ながら楽しい気分に。よし、今回の旅行を楽しむぞ、と明るくなる。
 3階まで降りて出国手続きへ。この時間帯の飛行機も少ないので楽々通り抜ける。ただ私は手荷物でノートPCとタブレットPCを持っているので、手荷物検査で忙しい。
台北松山空港  出国審査が終わってから時間もあったので免税店を回ってからカフェで休憩。ゲートへ向かって機内に入ったのは6時45分。座席にある雑誌をパラパラと読んでいたら飛行機は出発準備に。7時10分に動き出すと10分後には飛び立っていた。早いっ!これが成田なら滑走路まで長時間かかるし、そこから滑走路前で飛行待ちがある。それを考えると早い。羽田はいいな
!  機内ではタブレットPCで夜のうちに用意した動画を見ようと思うが、何故か音声が出ない。えぇっ!残念と諦めて他の見ていない動画を見ることに。すると全くの偶然なのだが、その動画は台湾旅行の番組。こんな事もあるものだ。おかげで予備知識が付いた。感謝
。  8時10分に機内食。オムレツかお粥。まぁ朝早いし、普段こんな時間に食事を取らないので軽い方がいいとお粥を選択。お粥は・・・悪くはなかった。梅干に佃煮が付いていたのは日本人向けですかね。
 台湾近くで気流が悪くて揺れたりもして少し気分が悪くなるが、9時15分に台北松山空港に到着。ここは国内線専用だったのだが、ここ最近国際線も離発着出来るようになった。東京における羽田のような存在か。台北市内に空港があるのでとても便利である
。  そんな小さい空港の国際線ターミナルだから飛行機から降りたらすぐに入国審査場が。問題なく通過して到着ロビーへ。JTBの係員を探して名前を告げる。他の人を待つようなので時間がある。母は両替へ、私は飲み物を探しに行く。前回の旅行で残っていた小銭でお茶を買ったのは台湾パッケージの爽健美茶。味は・・・同じだよ!
 全員揃った所でバスに乗ってホテルへ。市内の空港からなので15分くらいで最初のホテルに。今日は何でも縁起が良い日らしく結婚式デーだそうで車窓からウェディングドレスを着た女性、装飾された車を見る。幸せそうなので微笑ましい。台北101
 そんな光景を見ながら今回私たちが泊まるホテル、アンバサダーホテルに到着。思った以上にいいホテル。綺麗すぎる。少なくとも私だけでは泊まらない高級なホテルである。日本人客が多く泊まるのか、ホテルのスタッフはほとんどが日本語を喋れる
。  今の時刻は10時50分。ホテルのチェックイン開始時刻は15時。まだ時間があるので部屋には入れない。そんなわけで荷物をフロントに預けてタクシーを拾って台北101へ。ここは母が行きたかった場所で、私自身も前回の旅行では大雨の中だったのでまともに展望台からの景色が眺められなかった。そのリベンジを兼ねて向かうのだが・・・空は雨が降りそうな雲が。でも前回よりはマシだ。
 台北101前でタクシーを降りてまずは昼食。地下へ降りてフードコーナーへ。ここは色んな料理が選択できる。さて何にしましょうか?私は飛行機で揺れたせいか少し胃の状態が良くない。なのでガッツリなのはいけない。なので軽めなのを探す。で台湾の麺といえば牛肉麺なので牛肉麺を選択。これは美味しい。意外なまでお腹の調子をよくしてくれた。ありがとう。
 腹ごしらえをしたのでいざ展望台へ。5階までエスカレータで上がり展望台入り口へ。チケットを購入しエレベータ方面へ。途中カメラを取る係員がいる。何だろう?と思っているとここで写真を撮って展望台で合成カメラで台北101との写真が買えるという。まぁここは記念に、とカメラに収まる。
 エレベータは東芝製の高速なのに耳鳴りがしにくい設計になっているという代物。89階まで40秒かからずに着くのだから早い。89階の展望台に到着。上まで来てみたが・・・やっぱり曇っていて遠くまで見通せない。でもそこそこ見えているから良しとする。インフォメーションで日本語のガイドイヤホンを借りる。柱に書かれている番号に従ってボタンを押して音声を聞く。これはいいシステム。
 とりあえず前回のリベンジが出来たので満足。で回っているといくつかゆるキャラっぽいのを見る。何だろう?これは。見ると台北101のオリジナルキャラクターDamper Babyだという。何でも台北101の揺れを抑えるためのDamperをキャラクターにしたらしい。可愛いからいいのだけど・・・。そういうのって日本のオリジナル文化だと思っていたけど、違うんだね。
 展望台入り口で撮った写真を見てバックの写真を選択して1枚購入。母はこの写真の出来に納得していないのだが・・・こういう写真に内容を求めてはいけないでしょドレスを着た女性、装飾された車を見る。幸せそうなので微笑ましい。。
 89階から88階へ。88階は台湾のサンゴやヒスイなどを使った彫り物が展示してある。とても綺麗で、細かい作業をしている物ばかり。見とれるがお値段が・・・まぁ見ているだけでも十分心が洗われるので満足。他にも台湾のお土産物も売っているので見ているだけでも楽しい。また、ゆるキャラDamper Babyの置物がいくつもあるので写真を撮るのもOK。Damper Baby
 88階からエレベータで5階へ。エスカレータで4階に降りて本屋を見て歩く。日本の雑誌も多いなぁ。外国人が多く集まるであろう場所柄もあるのだろうけど。私のお目当ては中国語で書かれた東京のガイドブック。いいのがないかなぁ、と探していたらこげぱんの旅行記の中国語版が。沖縄や大阪・神戸、京都、北海道のがある。これを中国語版にしたのか!恐ろしい!でこういうのが欲しいのが、私。買いました。流石に全部は買えないので、大阪・神戸版だけを。いい買い物したよ。
 1階へ降りて母が妹へお土産のTシャツを探すというのでお供を。その後台北101の全景を写真に撮りたいというので外へ。少し歩くがなかなか全景を撮れる所までいけない。でもそれなりにその大きさを表せる写真が撮れる。  台北101へ戻りシャトルバスで市政府駅まで。市政府駅に着いてビックリ。駅前のデパートが統一阪急百科だったから。阪急まで進出しているのか!
 地下鉄でホテルのある隻連駅へ。もう15時を回っていたのでチェックインも可能。なのでチェックインを済ませて部屋へ。思っていたより広いし、綺麗過ぎる。ただネットが有料なのが残念だのだが。このレベルになると無料だと思うのだが(もっと高い部屋だと無料みたい)。
 荷物を整理してから母と弟を残して1人出掛ける。向かうは台北の原宿と言われる西門町へ。前回も来ているのだが、やっぱりここには来ておかないと。確か前回も間違えたような記憶があるのだが、今回もやっぱり地下鉄の出口を間違えて、交差点の反対側の出口から出てしまった。でも信号を渡れば良いだけの話。ドレスを着た女性、装飾された車を見る。幸せそうなので微笑ましい。萬年商業大楼
 改めて西門町に入る。先に行きたいのは萬年商業大楼。台北のオタクビルのあだ名がついているくらいのところ。ここは前回も来たけど、押さえておかないといけない場所。中へ。相変わらず人でいっぱい。そして小さな店がゴチャゴチャしている。いいねぇこの感じが。携帯をデコってくれる店やゲームの店が多くなっているのは最新さを感じる。デコはiPhoneやiPad専門店だったり、他もOKだったりする。きめ細やかな仕事をしているのを感じる。フィギュアやおもちゃは日本の物が多い。やっぱりねぇ。まぁそういう所だから当然なのだろうけど。こういった建物に来ると気分が高揚して買い物をいっぱいしてしまう。ダメだって、と言っても言う事を聞かないのが私。ダメダメ。今回はそんなにお金がないのだから・・・。で今回買ったのはス○ーバ○ク○のロゴが描かれたスマホケース。他にも著作権は大丈夫?というのがいっぱいあったけど、まぁ気にしない。実際のス○バでは売られていないある意味貴重な代物を買い逃すわけにはいかないよな。
 1時間ほど滞在し、外へ。西門町にはアイドルグッズを取り扱っている店が結構ある。いっぱいあるが、置いてある商品に違いはないが。で思わず入ってしまったアイドルグッズ店。KARAの写真があったら、と思ったらなかった。KARAは台湾では活動していないしね。でも少女時代のは普通にあった。あとポスターも。買ってきた。私は少女時代よりKARA派なんだけど。一応言っておくけど、これらも「著作権的に大丈夫なの?物」なので気をつけて。
 ここでの一番大事な任務はメイド喫茶に行く事。そんなわけで探す。ただ出発前に住所をちゃんと確認していない。しまった、これはマズイかも。その予感的中、なかなか見つからない。途中メイド服を着た女の子がいたが、その子は普通のお店の客引きみたい。
 歩き回るが見つからない。もう時間だし諦めるか、と思って西門町のゲートに向かう。その時ゲートの近くにピンク色のメイド服を着た女の子がチラシを配っていた。これは、と思ってチラシを貰うと確かに私が目指していたお店。この女の子は日本語が喋れなかったが、私のお店に行きたいというのを必死に伝えるとすぐ目の前のビルに入りエレベータのボタンを押してくれた。なるほどここに行けばいいんだね。とエレベータに乗って6階、私が行きたかったメイド喫茶「Moe Point」に到着。あやふやな記憶でここまで来られた。これを私は「メイドミラクル」と言わずにはいられなかった。
 でその「Moe Point」はメイド服を着た女の子が食事を運ぶ食堂といった感じ。食べ物は充実して量も多い。ガッツリと食べたい時には満足できそうなメイド喫茶であるのは間違いない。場所的にはもっとゲーム的なものをするメイド喫茶でも良さそうなのだけど。客層はオタクっぽい人は少なく、普通のお客さんが多かった。
 メイドさんの制服はピンクを基調としていて、可愛らしい。行った時には日本語が達者なメイドさんはいなかったが、私が日本人とわかると片言の日本語で話しかけてきてくれたのには好感度アップしてしまう。あと執事さんがいたのだが、この方は男性なのか男装をしているのかわからず。気になった。Moe Pointの看板ボード
 この後の食事のことを考えて軽めの食べ物を選択したのだが(アイスコーヒーとポテトフライ)、今度はしっかりした物を食べてみたいな。そうお約束のオムライス辺りを。あまりゆっくり出来なかったので、また来たいからと定休日を聞いたら月曜日だという。そうか明後日か。じゃあ無理だ、と諦める
。  ホテルに戻ったのは18時40分、母には18時までには戻ると言っていたので心配される。これでも早めだったのだけど。当然謝りました。母たちはお腹が空いているのですぐにホテルを出発。母から小龍包を注文されていたので今日はホテルから徒歩圏内の京鼎楼というガイドブックに載っているお店へ。ガイドブックに載っているだけあって日本人のお客さんが多かったし、お店の人も日本語を話せる人が多かった。そしてメニューにも日本語があったのも良し。私は無くても特に問題は無いのだが、母たちは日本語を欲しがるので。小龍包を中心に10品以上注文。小龍包の中の肉汁が丁度良い温度で、口の中が火傷もしない。まさに適温。他の料理も美味しくて大満足。中華料理でも香港と台湾では違うのだな、というのを感じる。
 ホテルへ戻る途中でファミリーマートでビールなどを購入。アサヒやキリンの現地生産ビールも良かったのだが、やっぱり台湾ビールでしょ、と台湾ビールとおつまみ用のポテチを。
 部屋に戻ってからネット接続。ホテル自体にはネットは入っているのだが、この部屋は有料。まぁPCを見るのに無料の電波を彷徨うよりいいか(一応有料無線LANの入るお店やプリペイドカードの購入方法などは調べていたが)。
 その後シャワーを浴びて、ビール片手に再びネットチェック。明日向かうべき場所などの再検索を忘れずに。  さすがに昨日は寝ていないだけあってビールを飲んだら眠くなったし、母たちは寝てしまったので私も寝ないわけにもいかないので23時過ぎに就寝。

台北旅行記2 トップページへ    台北旅行記2 2日目へ