香港2日目

12月11日(土)晴れ

 7時半起床。コンタクト中和中のため眼鏡をして外へ。散歩後、粥を食新駅・東尖沙咀駅よりべたかったので近くの店でピータン入り粥を注文(26ドル)。粥にはしっかりと味が染み込んでいて体を浄化してくれるようだ。
 コンタクトの中和も終わり、10時前にホテルを出発、地下鉄で尖沙咀へ。地下道を通り向かう先は九広東線東尖沙咀駅。1ヶ月前に紅磡駅から伸びた出来たての駅。今までだったら香港島から九広東線に乗るには地下鉄をいくつも乗って、九龍塘駅で乗り換え。が東尖沙咀駅の誕生で香港島から九広東線に乗るのに1回の乗り換えで良くなった。しかも始発駅なので、座っていける。
 真新しい東尖沙晨曦練習中咀駅から電車に乗って火炭駅へ。去年探索しきれなかった競馬場の外側を再び回る。駅から川沿いを歩き城門河の堤防を左折、ジョギングコースへ。しばらく歩くと横手にある運動場でサッカーの練習中だ。外国人選手がいる。どうやら香港リーグのチームみたい。シュート練習で大きく逸れたボールを拾う人のシャツを見ると「SUNHEI」と書いてある。近くまで来たので聞いてみたところ、やはりトップクラスの晨曦だと言う。こんな所で練習をしているのか。思わぬ収穫をしてしまった。プチラッキー!
 道を更にまっすぐ歩くと競馬場の直線調教コースが右手に見える。前にも見た 800mのハロン棒を通過し、コースをスタート地点の方へ向かう。ここに何があるのだろうか。ワクワクしながら先に進む。そしてこのコースの出発地に着いてみるとゲートが。でゲートの向こうには芝はない。つまりこのコースはスタート練習用のようだ。坂路のような勢いつけて直線を走らすコースではない。シートの向こう側を見てみたい
 20mほど歩くと道が3方向に分かれていている。左へ曲がる。左折した先には建物が見えるのだが、グリーンのシートで塀が覆われている。多分ここが厩舎なのだろう。残念ながら中を見る事は出来ないので、外からシートを眺めながら歩く。進み続けると道は幹線道路にぶつかる。歩道は右側にしかない。競馬場外周の旅はこれで終わりのようだ。戻りたくなかったので右折する。歩いているといつの間にか線路が右側に見える。竹林道を歩いていくと火炭駅の次の大學駅へ。去年からの宿題がようやく終わった。
 電車に乗り、東尖沙咀駅まで戻り、地下鉄で銅鑼湾駅へ。競馬博物館に行く。前に行ったのが3年前だから何か変わっているところもあるだろうし、競馬グッズも見たい。この後に用があるので少ない時間だけど訪れる。
 12時20分頃競馬博物館に着くと、日本人競馬ファンが何人かいた。グッズを見てから中へ入る。まずはどこかで見たような勝負服だな、これ体重チェック。騎手の検量用体重計に乗ると今の体重がプリントアウトされる。3年前より体重が増えている。前と変わったところがないかな、と見ていると勝負服をデザイン出来る機械が。20香港ドルで自分の顔写真付きオリジナル勝負服デザインが作成できるようだ。試してみよう。まずは胴、色と模様を選択。次に袖、色と模様を選ぶ。最後は写真と名前を打ち込む。写真はカメラの方を気にしていないと下を向いたものに。しかも取り直しが出来ない。全てが終わったら番号が書かれた紙が出てくるので、これを入り口にある機械に番号を入力するとデザインされた勝負服と顔写真がプリントされ、係りの人が台座に乗せてくれる。これは面白いアイテムだ。是非ともチャレンジを。ちなみに10香港ドルのコイン2枚必要。お札は未対応です。
 13時を回っていたので次の場所へ向かう。トラムで中鐘駅へ向かい、地下鉄で太子駅へ。サッカー観戦だ。どんな試合になるかわかってはいるが、とりあえず見ておかないと。その前に太子駅でおにぎり屋で2種類おにぎりを購入。お米の種類を選べるらしいが、時間がないので今日のオススメを。中身は具だくさん。五目いなり寿司の中身みたいなカンジだね。俵状だし似ているかも。試合中に次の試合のウォーミングアップ
 旺角大球場到着。60香港ドルを支払いスタジアム内へ。相変わらずスタジアムは閑散としている。第1試合は香雪制葯対公民。両者ともに4−4−2のオーソドックスなプレースタイル。前半香雪制葯が最初から攻めるもゴールを打ち破れず、逆に公民が少ない攻撃数でチャンスを作り、ゴールを決める。後半両者ともにチャンスを同数得るが点が入らない。そしてロスタイム、香雪制葯が攻める。ようやくボールがゴールネットを揺らす、がその前からずっと副審が旗を振っていた。ファールがあったのだ。つまりノーゴール。この判定に怒った何人もの香雪制葯の選手が副審に詰め寄る。その中の一人の選手が副審の所へ向かう主審を後ろから頭をはたく。ピッチ上は大荒れ。冷め切っていたスタンドは盛り上がる。結局主審を小突いた選手はレッドカード、副審に詰め寄った選手は2枚のイエローカードで退場。この試合の一番の盛り上がりがコレだったのは言うまでもない。
 第2試合は南華対日オーラを感じた歐偉倫選手之泉。南華はレギュラーシーズンも低迷中で寂しい限りの古豪。でもこの中で1人気になる選手がいた。1人だけオーラを発しているのだ。。元香港代表のFW。今は怪我のため代表から遠ざかっている。彼がボールを持つと何かをしそうな気配を漂わせていた。
 試合は開始2分までに南華が2度ゴールチャンスを逃すと、日之泉のカウンターに苦しめられる。が後半5分に歐偉倫がペナルティエリアで倒され、自身でPKを蹴って先制。その後は一進一退。そして40分日之泉の選手が放ったシュートを南華選手がクリアしたかと思われたが、副審がペナルティエリアで南華選手がハンドをしたと判定。PKになってしまう。ところがこのPKのチャンスを日之泉の選手が大きく上に外してしまう。あぁと言いながら観客は帰りだす。試合も1−0で終わった。
 2試合ともに言えるのは何とかプロのトップリーグとしての体裁は保っていたが、ひどい内容であった。かつては栄華を誇った香港リーグも寂しい限りである。
 試合後、金魚街で金魚を観察。10香港ドル程度で(日本円で150円くらい)全長10cm近くの大きい金魚が買える。日本だったらいくらだろうか? 風水の国での金魚の存在や価値を改めて感じた。その後サッカー観戦中にデジカメのバッテリーに異変を感じたので、新しいバッテリーを買うため、旺角で電気屋を巡りをし購違法? モーニング娘。DVD入。さすがは世界のSONYだ。旺角に来たら信和中心。ここでいつも通りモーニング娘。のDVDを買ってホテルへ戻る。買ってきたバッテリー、ちゃんと充電が出来る。ホッと出来た瞬間でもあった。
 ホッとしたらお腹が空いてきた。時計は20時を回っている。ホテルを出て湾仔駅近くの店で夕食。カニ入り小籠包と細く切った豚肉と野菜が乗った麺を注文。普通に美味しい。贅沢しなくても美味しいご飯にありつけると、香港にいるんだなと実感する。デザートは銅鑼湾へ行って牛乳プリンの店、義順牛奶公司へ。冷たい牛乳プリンとココナツミルクを注文。牛乳プリンは旨い。これを日本に持ち帰りたいくらいだ。ココナツミルクもいける。香港スイーツ、大好き!
 22時過ぎにホテルへ戻りのんびりして明日の競馬予想をする。24時の競馬番組が始まり、ベットの上で転がりながら見る。番組が終わったら、当然就寝。明日はいよいよ本番だ!

 

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