香港3日目

5月5日(金)曇り

 8時起床。母の「粥を食べたい」というリクエストで粥屋を探して歩く。ちょっと汚い店だけど粥が食べられる店を発見。入ってみる。粥を注文し、食べる。店は汚いが、味はいい。なかなかの美味である。日本の粥とは違う中華粥だ、昼御飯を食べた竹園海鮮飯店というのを実践してくれていたが嬉しかった。
 11時過ぎに観光地案内をするために外へ。地下鉄に乗って中環へ。まずはヒルサイドエスカレータに乗ってもらう。ここには20基近くのエスカレータが連なっている。こんなものが香港にあるのだよ、と言うのを教えたかった。途中で降りてハリウッドロードを歩き、文武廟を見学。近くのキャットストリートのガラクタ市も見る。
 上環でトラムに乗ってハッピーバレーへ。昼食を竹園海鮮飯店で食べるためだ。ここはハッピーバレーに来る時にいつか来てみたい場所だった。あと日本語メニューもあるというから初心者連れでも大丈夫かな、と思い選んだ。席に着いてメニューを見る。確かに日本語メニューはあるが、漢字のメニュー表より書いてある品数が少ない。残念だ。飲茶セットを注文。値段はそれなりにするが、味は良かった。特にチャーハンが美味しかった。点心は盛り付け方が芸術的で、目とお腹で美味しさを味わえた。
 再び乗って中環へ。九龍半島へ戻るのだが、ただ戻るのはつまらない。スターフェリーに乗らないと。海から香港島のビル群や香港コンベンションセンターを眺め、尖沙咀到着。母たちが一番楽しみにしていた場所であろうペニンシュラブティックへ向かう。ブティックに行く前にペニンシュラホテルの中を見学。グランドフロアのロビーラウンジとそこに入るための列の長さに驚く。その後ブティックへ。ここにもいるのは日本人ばかりだ。いつも家へのお土産として買っていくペニンシュラブティックには日本人がいっぱいチョコレートの値段や売っている物の種類の多さにビックリしていた。母はお土産用のチョコレートの品定めをしている。妹は家で食べるチョコレートを買う。いつもお土産を買っていくチョコレートの店に来られて母たちは満足そうな顔になっていた。
 ここから地下鉄に乗ってホテルに帰る予定であったが、希望を聞いてもらい佐敦にある義順の牛乳プリンを食べに。母は牛乳が好きではないし、家族の口に合うか不安ではあったが店に入り、席に座って私は牛乳プリン(コールド)、妹はコーヒー牛乳プリン、母はアイスコーヒー、弟はコーラを注文。が弟にちょっと食べてみると牛乳プリンを渡したところ返してくれなかった。お口にあったらしい。まぁ弟の舌をうならせたのだから良いか。母も牛流プリンなら食べられるみたいで。妹は今度は違うのを食べたいと言う。3人とも美味しいと言わせた義順、グッドジョブ!
 妹は街歩きをするためここで離れ、私たち3人はホテルへ。チョコレート冷蔵庫に入れて、私も街歩きに出掛ける。信和中心の回りを見て歩く。家族との集合時間に近づいたのでホテルへ戻る。
 18時にホテルを出発、地下鉄に乗って中環へ。ビクトリアピークからの夜景を見ずに香港の夜景は語れない。なのでピークを目指す事に。ピークトラムに乗る。斜面の傾斜のきつさに家族一同驚きを見せていた。ようやく頂上駅へ到着。がまだビクトリアピークにあるピークタワーは完成されていなかった。ガイドブック等には完成したような感じで書いてあったのだが。しかもこの日も天候が悪く(旅行中ずっと天気は悪かった)、山から霧が立ち込めて下界が見られない。これではここに来た意味がないではないか。時折霧が晴れて下界の夜景が見られるが、すぐに霧で何も見えなくなる。ピークタワーの未完成もガッカリだったが、夜景が見られなかった事の方がかなりのショックだ。ここからの夜景を見て、香港って凄いでしょ! と言いたかったのに。
 ピークギャレリアを探索した後、夕食。入ったレストランは中華と東南アジア料理をミックスしたような店。値段は高かったが、味はいけていた。特にパイナップルの中身をくりぬいて作った器に盛られたチャーハンは良かった。
 食べ終わり夜景が見られるスポットへ再び行く。やっぱり霧で下界は見られない。残念。回りを見ると、写真を撮る商売をしている人がいる。こんな日は商売上がったりだろうな、と思っていたがそうでもないらしい。パソコンをビクトリアピーク展望台から見えない下界を望む駆使していかにも夜景をバックに写真を撮ったような写真加工をしている。すごいなぁ、こんな商売の仕方もあるのだね、と感心。すると母が記念にこれで写真を撮ってもらおうと言いだす。まぁ今回は残念だったけど、記念になるからいいかと頼む。
 4人を写真を撮るとすばやくメモリーカードをカメラから取り出す。そしてカードリーダーへ入れると、フォトショップを使って画像の切り抜き。そして切り抜いた4人の後ろには綺麗な香港の夜景が写るように合わせる。この間の仕事時間わずか5分あまり。画像の切り抜きは多少大雑把ではあったが、それでも出来あがった合成写真は晴れ渡った百万ドルの夜景をバックに写真を撮ったようになっていた。ハイテク万歳!
 帰ろうと駅へ向かうが、下りのピークトラムに乗るのに長い列になっていた。ようやくピークトラムに乗れたが、混んでいるので立つ羽目に。でも帰りの方が怖いんだよなぁ、あの傾斜。案の定きつい急斜面に弟はまたビックリしていた。夕食時に飲んだ中国茶が美味しかったのでこのお茶を買いたいと妹の発言で佐敦で下車し、裕華国貨へ。閉店間際だったが店に入り、龍井茶を買う。
 ここから地下鉄で乗って帰っても良かったのだが、ここから男人街が始まっているので、ついでだから見て行こうか、と男人街を進む。途中弟がベルトが欲しいというのでベルトを購入。後から考えたのだが、私もベルトが欲しかった。一緒に買えば良かった。油麻地で男人街が終わり、ネイザンロードへ。ここからまっすぐ旺角へ行き、 22時半頃ホテルに戻る。
 明日はゆっくりの出発だけど荷物整理だけはしないと。荷物整理をした後、少し街をぶら歩きをしたかったが止めておく。そして早めに寝る。

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