マカオ1日目

3月25日(土)曇り一時雨

 8時に起床。近くにある海王粥店でピータン粥と甘い揚げパンを食べる。揚げパンは初めて食べたが、なかなか美味しかった。食べ終わったらとっとと部屋に戻る。荷物の整理は済んでいるので出発しようマカオフェリーターミナル3階の出発ロビー
 9時に外へ出て地下鉄で上環へ。D出口を目指して歩く。信徳中心というマカオ行きのフェリーターミナルがある建物に到着。エスカレータを登ると出発ロビーに着いた。フェリーのチケットを買った後、到着ロビーを探索。話には聞いていたが、エロ系旅行代理店が多い。これはこれで勉強になりますが、清純派(?)には関係のない話題。サラリと見ておく。
 フェリー乗り場へ。でもその前に出国手続きが必要。ここが結構時間がかかるという情報を得ていたが、やっぱり混んでいた。出国手続きが済み、待合所へ。ここにスタンドがあり、マカオ競馬の雑誌や新聞も売られていた。もし香港の街中で見つけられなかったらここで買えば良いのだね。
 そんな事をしているとフェリーに乗れるようになった。列に加わりフェリーに乗りこむ。入り口でフェリーチケットにシールを貼ってもらう。これはフェリー内の座席を指定するもの。私の席は列の真中。外の風景は見られない。残念だ。
 10時にフェリーが出発。セナド広場そんなに揺れがない。なかなか快適である。なのでウトウトしだす。目覚めたらマカオ到着寸前。いい感じで起きるものだ。 11時過ぎにフェリーが止まり、外へ出る。入国手続きはあまり列がなかったので簡単に通過。ついにマカオに入り込んだぞ。一つ気合を入れる。マカオ観光局でマカオの地図などをもらう。そしてリスボアホテル行きのシャトルバスに乗る。ホテルの予約などの確認はしないので、そのホテルに泊まる予定が無くても乗れてしまう。いいシステムである。しばらくするとバスが動き出す。車内からマカオを見る。中華と欧州が混在した建物が多くあるように見えた。
 リスボアホテルに到着。降りてセドナ広場を目指して歩く。そしてヨーロッパの街並みのような所に着く。ここがセドナ広場か。もっと広いかと思っていたが、結構狭い感じだ。ここの写真を数枚撮ってから世界遺産にも認定された聖ポール天主堂跡に向かって歩く。がなかなか見つからない。持っている地図と照らし合わせながら歩いているのだが。もらった地図で現在地を確認したいが、現在地がわかるものが目の周りにない。どう考えてもこの道を歩いても目的地には着かないはず。でもどこにいるのはわからないのでは。人に聞いて歩く事に。結局セドナ広場から5分程度の場所に40分以上かかって歩いていた。お馬鹿な話である。
 これが世界遺産なのか、と思っていると大粒の雨が降りだしてきた。慌てて写真を撮った後、世界遺産の聖ポール天主堂跡傘をさす。こんなタイミングで雨が降るとは。セドナ広場へ戻ろうかと思っていたが、近くにモンテの砦があると看板に書いてる。近いのなら行ってみよう。急な階段を登ると目の上に砲台がいくつもある。これがモンテの砦か。砲台の近くまで行けそうなので歩く。砲台から海の方向を見る。本当は景色が良いのだろうな、きっと。雨が憎い。
 来た道を戻りセドナ広場へ。そしてリスボアホテル近くのバス停まで歩く。今日の目的である競馬場訪問だ。賽馬会(競馬場)方面へ行くバスを探す。すると目の前のミニバスが賽馬会に行くようだ。すぐさま乗りこむ。ミニバスは大橋を通ってタイパ島に。ミニバスなので停車場の案内はない。いつ着くのかな、と思って窓の外を見ていると、右側に競馬場らしき建物が見えてきた。多分ここだろう。降りないととバス停車のボタンを探すが見つからない。どこ? と迷っていると誰かがボタンを押してくれた。ラッキー。無事降りる事ができた。
 道路を突っ切り競馬場敷地内へ。目の前の建物はそんなに大きくない。そしてお世辞にも綺麗ではない。まぁ無料で入れる競馬場だ。大きな文句は言えない。競馬場内にはタダで入れるが、2階席はお金を払わないといけない。どうせならいい席でマカオ競馬場正面見たいので20パタカを支払いパスをもらう。携帯電話をロッカーに閉まってから建物内へ。
 2階席から眺めるマカオ競馬場。やっぱり綺麗じゃないな。大型ビジョンの映像も鮮明ではない。あまり広い競馬場とは言えないし。場末の競馬場の匂いがプンプンしている。これもこれでありだろうけど。
 13時45分に競馬場に着いたので14時発走の1Rから買えるが、マカオ競馬の傾向がわからないので1・2Rは見学をする。スタンドとコースの間にあるパドックで馬を見てみる。全馬茶コシのようなブリンカーをしているのが謎だった。馬券は単勝が一番売れている。気が付いたら雨は止んでいた。とりあえず流れが少し読めた(気分だけだけど)。傘をバックにしまって馬券モードに入る。
 3Rワイド的中。幸先が良い。このまま大当たりモードに突入か? と思っていたが、その後まったく当たらず。しかもかすりもしない。この日は少し荒れ模様だったのもあるが、私に向いた流れではなかった。騎手で買ってみたり、人気どころで流してみたりと工夫をしてみるが、結局10R中7R購入し、1Rしか当たらず。しかも当たったのはワイドでこの日の馬連・ワイドの中で一番安い配当。全くの完敗でマカオ競馬は終わった。まぁ今日はいい勉強をしました。
 入場料無料でもあまり人は入っていないが、馬券に対する熱はあった。ヌルくない空気に少し感動。でもエンターテイメントにはかなり遠い感じがした。香港と近い場所にある競馬場だけど、香港とは違うマカオ競馬場競馬文化があって、それを体感できて大満足。
 全レース終了後人の流れに乗ってバス停へ。リスボアホテルへ行くバスが来るのを待つ。今度は大きなバスが来たので乗る。リスボアホテル方面に行くバスだが、遠回りをするらしい。どこへ行くのかわからないので不安になるが、結果的にはマカオ島へ行くのだからいいか。タイパ島を大回りしてからマカオ島に入り、リスボアホテル前へ。ここで降りる。
 リスボアホテルに入り、地下へ。ここには回遊魚と呼ばれるコールガールがいっぱいいるらしい。それを見学してみたいと思っていたので来てみた。話通りだった。女性がウジャウジャ歩き回っている。なるほど回遊魚とは上手く言ったものだ。中華の食堂に入り、海老ワンタン麺と海老とカシュナッツ炒めを食べながら彼女たちの動きを見る。映画のエキストラのように歩き回っている姿には少し感動した。チラチラと見ているとたまに目が合い、寄ってくるのが難点だけど。ちなみにこの食堂、リスボアホテルの中にあるわりにはお買い得な値段設定。味もまずまずだし。ここはいいですね。
 19時にリスボアホテルを出る。本来ならカジノなのだろうが、カジノは私の範囲外なのでパス。マカオは他にも買える物があるが、そっちも清純派路線(?)の私には関係ない。なのでバスに乗ってフェリーターミナルへ。週末のフェリーは混むらしく、と言うことは必然的に出国審査も混むはず。なのでここは少しゆっくり目の出発のフェリーの便を選ぶ。リスボアホテルの看板
 時間に余裕を持って出国手続きへ。するとまったく混んでいない。楽々審査終了。すぐにフェリー待合所へ行けた。でもチケットのフェリーの便は目の前のフェリーの2本後の便。でもこれ乗れないかな、と思って係りの人に話をしてみると、この列に加われ的な事を言う。キャンセル街の列なのかな、これは。並んじゃって、ダメなら指定の便に乗ればいいや、と列に加わる。しばらくすると列が動きだす。チケットを係員に渡すと座席シールを貼ってくれた。乗って良いんだ、ラッキー! 予定より30分早い20時15分の出発のに乗れた。
 21時10分頃に香港到着。入国審査も簡単に終わり、香港再上陸。地下鉄に乗って部屋へ戻る。そしてホッと一息を付いてから、22時に外へ出る。ドバイのレースの馬券を買いに行かないと。でもその前にマックで予想をしよう。近くのマックに入り、限定発売のライスバーガーのセットを注文。普通にライスバーガーであるのを確認。まぁ香港のマックも色々と思考錯誤をしているのだな、と思った。
 そして23時になったので馬券売り場へ。オッズを見ながら馬券を購入しよう。マークシートを手に取り、マークをする。ドバイシーマクラシックが1Rでドバイデューティフリーが2R。明日の香港の最初のレースが3R・・・う〜ん、レースミーティングの中に取り込まれているのが凄いな。しかもドバイでは売っていない馬券が買えるなんて。そう思いながら売り場でマークカードとお金を出す。機械にマークカードを通すが馬券が買えない。マックのライスバーガーの広告何故? 係員が言うにはドバイのレースは 23時で発売を締め切ったと言う。何だと? 落胆して部屋へ戻る。
 テレビではドバイのレースの放送が始まっていた。もうドバイシーマクラシックの発走時間だ。テレビの前でワクワクしながら待つ。そしてスタートが切られた。日本調教馬ハーツクライがいきなり逃げている。おいおい、マジカヨ。で4コーナーを回ってもまだ先頭はハーツクライ。これは逃げ切るのか! 逃げ切りそうだ。行け行け! 見事逃げ切ってゴール。凄い、歴史的事件だ。日本調教馬ではステイゴールド以来の勝利で、有馬記念の優勝が実力だったのが証明された。いきなりハイテンションになった。
 高いテンションのままドバイデューティフリーがスタートする。こっちの日本調教馬も期待の馬たち。なのでここでも日本馬の勝利を願った。がアサクサデンエンは3コーナーで失速、ハットトリックは後方のままで終わってしまった。残念だった。
 でももっと残念なのは、メインのドバイワールドカップの放送が無いこと。メインのレースを馬券売らないし、放送もしない。謎が多い。ダートのレースには興味がないのだろうか。不思議である。
 ちなみにもし馬券が買えていたら・・・ハーツクライの複勝のみ的中。買えなくて正解だったらしい。
 レースを見終わり、ようやくテンションが落ちる。明日もあるし、ここで燃え尽きてもいけない。明日に備えてもう寝ないと。時計は2時を回っていた。

 

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